今日(5月17日)は、大阪都構想の住民投票である。 筆者は、これまで何度も大阪都構想の話を書いてきた(2015.03.02付けコラム http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/42312、2015.03.23付けコラム http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42581、2015.05.11付けコラム http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43270 )。 今日は、それらの大前提となっている地方財政の話だ。これは、地方行政の実務・理論である。 市の適正人口 まず実務からいこう。しばしば地方自治体は合併する。これまで、基礎的自治体(市町村)は合併の歴史である。それは、人口などである一定の規模でないと、効率的な行政ができないからだ。 ところが、大きくなりすぎると、今度は住民サービスが