「性的暴行を受けた」という虚偽告訴を相次いで見破ったソウル中央地検の女性検事 相手を苦境に陥れる目的で「性的暴力を受けた」と警察に虚偽告訴した男女が、ある女性検事によって相次いで摘発されている。警察が「嫌疑なし」で終結させようとした事件を検事が積極的に掘り起こし、虚偽告訴容疑を明らかにした格好だ。 性的暴力事件で「虚偽告訴キラー」に浮上した女性検事は、ソウル中央地検女性児童犯罪調査1部の丁貞旭(チョン・ジョンウク)検事(42)だ。丁検事が突き止めた性的暴行を巡る虚偽告訴の被害者は、最近3カ月間だけで5人以上いる。 丁検事は2月20日、女性のA容疑者を在宅起訴した。A容疑者は昨年4月、男性を強制わいせつの疑いで告訴したが、事件を捜査した昌原西部署は容疑が成立しないとして、昨年7月に送検を見送った。 その記録が昨年12月、丁検事の手に渡った。丁検事は事件をそのまま放置せず、A容疑者が男性を告発