大人の歯(永久歯といいます)は上下あわせて「28本(親知らずを加えると32本)」あります。 歯にはそれぞれ名前がついていて、生えてくる場所によって名前が異なります。大きく分けると前歯は「切歯(せっし)」、奥歯は「臼歯(きゅうし)」、糸切り歯は「犬歯(けんし)」と呼ばれ、それぞれ異なった形をしています。診療中、私達スタッフは、歯の名前ではなく、1番、2番、3番・・・・・と番号で呼んでいます。 1.切歯 歯列の中央にある前歯のことをいいます。上下左右でそれぞれ2本ずつ、計8本あります。正中にある2対の前歯は中切歯(ちゅうせっし)、その隣の前歯を側切歯(そくせっし)と呼びます。食べ物を噛み切ったり、ちぎったりする役割があります。また、切歯は顔の印象に大きな影響を与えるだけでなく、発音においても重要な役割を担っています。 2犬歯 前歯と奥歯の中間にある、手前から3番目の歯を犬歯と呼びます。糸きり歯