クラスの相互参照 C++のクラスの相互参照 C言語のケースと同様、C++のプログラムでも、ある程度複雑になると、多数のクラスが存在し、互いに参照するようになります。その参照関係は、どちらか一方が他方を一方的に利用・参照する関係ばかりとは限りません。場合によっては、複数のクラスが互いに参照しあうようなケースも考えられます。ここでは、そういったケースのソースコードの作成方法について説明します。 #includeの問題点 C++である程度実用的なプログラムを作成しようとする場合、避けて通れないのが、このクラスの相互参照です。あるクラスAとクラスBがあり、互いに参照する必要があるとします。このとき、通常であれば、以下のようにヘッダーファイルを定義するでしょう。 相互参照の例①(一つ目のクラス):A.h