概要 Qt の開発というととりあえず QtCreator を使えばいいだろ、と思うのだが、最近 JetBrains から CLion という神ツールが発売された。 www.jetbrains.com 業務が IntelliJ だもので操作感が同じというのもあるんだが、 C++ でリファクタリングができるというさいつよツールなのでこれを使いたい。 しかしながら CLion は cmake 形式のプロジェクトしか読み込めない。 対処 Qt は cmake のビルドにも対応している。良い。(QtCreator から使うと恐ろしく扱いづらいが) CMake Manual | Qt 5.4 基本はこれにしたがって設定すれば良い。あとは作った cmake プロジェクトを CLion から読みこめるので Qt を利用したコードを CLion から利用できる。 SIGANAL/SLOT などの Qt の
会社で週一回くらいの頻度で勉強会を行っており、そこでCMakeについて教えることになりました。 ビルドの概念をざっくり把握している人なら動かして覚える方が早いと思ったのでチュートリアル的なモノを作ってみました。 cmakeとは CMakeはコンパイラに依存しないビルド自動化のためのフリーソフトウェアであり、様々なオペレーティングシステムで動作させることができる。CMakeは階層化ディレクトリや複数のライブラリを利用するアプリケーションをサポートするよう設計されている。(wikipedeiaより) ざっくりいうとmakeファイルを生成してくれるソフトウェアです。makeファイルをかける人からすれば「それってmakeファイルでよくない?」と思うかもしませんが、色んなOSSとかのビルドにも使われてるし、上手いこと設定すればVisualStudioとかXcode向けのビルドファイルも作れるみたいな
はじめに 簡単な設定ファイル(CMakeLists.txt)を書くだけでMakefileを生成してくれるcmakeはとても便利なものだけど、いまいち初心者には敷居が高い。 チュートリアルはあるけど、肝心なことが書いてなかったりもする。 この文章ではライブラリを使ったお試しコード用のMakefileをcmakeで簡単に作ることを目指す。 例題用コード 画面に800x600の白いウインドウを表示するだけのX11ライブラリを使った簡単なプログラムを用意した。 閉じるボタンを押しても死なないのはご愛嬌。 CMakeLists.txt を書く cmakeを使うためにはCMakeLists.txtを記述する必要がある。 上記のソースコードと同じディレクトリに以下のCMakeLists.txtを作成する。 (ディレクトリ名はtest_projectである必要はない) cmake_minimum_requ
CMake チュートリアル¶ このチュートリアルでは,一般的なビルドシステムの問題点のうち,CMake を利用することで解決できる事項について段階的に述べていきます. Mastering CMake では,これらのトピックの多くが個別の問題として紹介されていますが, これらが1つのプロジェクトで一緒に機能する様子を知るのも勉強になるでしょう. このチュートリアルは,CMake ソースコードツリーの Tests/Tutorial ディレクトリにもあります. 各ステップは,ステップごとのチュートリアルを含むサブディレクトリが存在します. (Step 1) 最初に¶ 最も基本的なプロジェクトは,ソースコードから実行ファイルをビルドすることです. 単純なプロジェクトの場合,CMakeLists ファイルに必要なのは2行だけです. これが,チュートリアルのスタート地点になるでしょう.この CMake
こんにちは。田原です。 C++は大変多くのプラットフォームで使える高生産性な開発ツールです。しかし、マルチ・プラットフォーム対応のビルド・ツールは多くはないため、C++を使っても意外にマルチ・プラットフォームなプログラムの開発には苦労します。その苦労をかなり軽減してくれるツールがCMakeです。そこで、今回からCMake編としてCMakeの使い方を解説していきたいと思います。 なお、今回は、説明の都合上、以前解説したCMakeの基礎とTheolizerの組み込み方から抽出したので前半はほとんど重複してます。ごめんなさい。 1.CMakeの基本 CMake編のインデックス・ページで基本的な説明をしていますので、もしまだご覧になっていない方は是非ざっと目を通して下さい。 ビルドについて ビルドの基本についてCMakeの基礎とTheolizerの組み込み方の「1.予備知識」にて、私なりに説明して
はじめに 2月のはじめ頃、CMakeを使ってビルドを自動化しようと思い、色々ググってCMakeLists.txtを作り試行錯誤したのですが、その時は結局断念しました。というのも、abcというステップがあるとすると、ググッて得られる解説はabcのaやbが抜けていきなりcから解説されたものが多く、初心者にはきつかったからです。特にcmake.orgのチュートリアルはまさにその典型で、チュートリアルのStep 1からして長過ぎて、本当に何が必要なのかわかりにくい・・・orz ところが、今学期受けているHigh Performance Computingという講義で行われたCMakeの使い方の解説がわかり易すぎて、あっという間に自作ライブラリをCMakeでコンパイルすることができるようになり、CMakeの便利さに感動してしまいました。私と同じくCMake初心者という方にこの感動を共有すべく、ここに
某ソシャゲで忍衣装のキャラを入手できましたΣ(・ω・ノ)ノ! 記念に個人的なninjaの使い方をまとめます。 TL;DR 個人的なゲーム開発で使用する予定のリソースビルド(データコンバート)のつくり方をまとめます。 ゲーム開発では多くのリソースが必要であり、ゲームで読み込めるようにコンバートする必要があります。例えば Excelでデータを入力して jsonファイルで出力して バイナリファイル(msgpackとか独自形式とか)に変換して 複数のバイナリをまとめて一つのファイルに みたいなものがたくさんあります。ここでninjaに限らずビルドシステムを導入するメリットとしては 並列ビルド(複数のCPUで同時にビルド)ができる 差分ビルド(変更のあったファイルだけをビルド)ができる だと思います。 コード全部載せたら結構長文になってしまったのでコード部分は雰囲気で読み飛ばすのが良いと思います。
Ninja, a small build system with a focus on speed 素早いビルドが可能と話題のninjaを試してみました.しかし,僕自身巨大だったり,クロスプラットフォーム対応だったりするC++プログラムを書いたことがないので,実際の運用というのがいまいちわかりませんね… 参考にしたのは以下のエントリです. ninja build tools使い方メモ - 北海道日記 Wonderlands in Usagi's brain: さすがNinja素速い…(気がする) 手に入れる Releases · ninja-build/ninja · GitHub GitHub releasesで取得します.zipファイルを解凍すればninja.exeが手に入ります. スクリプトを書く VCのコンパイラを用いてARToolKitを用いたプログラムをビルドするスクリプトを書
風呂敷を広げすぎてぐちゃぐちゃになったのでお蔵入りしていた記事なんですが、なんとなく納得できる形にまとまってきたので公開してみます! 文字数が50000字弱になったので4記事の連載という形になっています。 この連載は、ここ1年くらいでCMakeに入門した筆者が勉強した内容をまとめたものです。 初回のこの記事では、CMakeとは何なのかと、CMakeの基本的な使い方について書いていきます。 全体の目次 基本的な使い方【今ここ】 プロジェクトの階層化 プロジェクトの設定 外部ライブラリを利用する この記事の目次 1. はじめに 1.1. この記事で書くこと 1.2. 必要な事前知識 2. CMakeについて 2.1. CMakeとは? 2.2. CMakeのインストール 3. はじめてのCMakeプロジェクト 3.1. main.cppとCMakeLists.txtを書く 3.2. Confi
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