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ブックマーク / ichinics.hatenadiary.com (7)

  •  「PK」/伊坂幸太郎(群像201105号) - イチニクス遊覧日記

    twitterでモーニング編集部の方が感想を書かれているのを読んで*1、買って読みました。読んでよかった。 群像 2011年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/04/07メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 53回この商品を含むブログ (17件) を見る伊坂幸太郎さんは、出版されているもの全てではないものの、自分が新刊を追いかけている数少ない作家のひとりだし、たぶんとても好きなんだと思う。 でも、好きと言い切るのもちょっと違う気がするのは、正直にいって、たぶん『フィッシュストーリー』くらいからの作品は、好きな作品、というわけではないからだ。『オー!ファーザー』のあとがきには『ゴールデンスランパー』からが第二部、とあったけれど、個人的には『終末のフール』が区切りだったような気がしていて、それは『終末のフール』までの作品は確かに好きだったからでもある。 ただ

     「PK」/伊坂幸太郎(群像201105号) - イチニクス遊覧日記
    legnum
    legnum 2012/02/10
    はりぼて露見怖いよねえ。ただ怖いんだけど自分ってより怖がってなかった人たちが突然パニクる方が怖くてだから今ある秩序維持した方がいいんじゃねえの?ぐらいの感覚
  • それ言わなくてもいいのに日記 - イチニクス遊覧日記

    結婚できない男」というドラマを何回かテレビで見たことがある。わりと面白くて、人気もあったドラマだと思うんだけど、この主人公の言動は(顔ではなく)うちの父親にとてもよく似ていていた。 たとえば、建築家である主人公のところに依頼に来たカップルが、結婚後に奥さんは仕事を続けるのかどうかでもめている場面での台詞。 「まあ話を聞いたところでは、奥さんの思い過ごしと言うか…ご主人はあなたを必要としているわけだし、あなたに家にいて欲しいんですよ。 今の職場でこんなに求めてくれる人がいますか? 必要とされる所にいた方が良いでしょう、居ても居なくても同じような所にいるよりは…」*1 前半はいいとして、後半のこの、言わなくてもいいひと言が、もう…ものすごくうちの父さんぽい。あまりにも似ている。他人事とは思えない…!と兄弟で言いあった。(ただドラマを全部見たわけじゃないので、あくまでもこの場面の印象だけど)

    それ言わなくてもいいのに日記 - イチニクス遊覧日記
    legnum
    legnum 2008/03/13
    言葉選びが著しく不自由な親父ってウチだけじゃなかったのか!なんかホッとした!
  •  定食屋にて - イチニクス遊覧日記

    屋で、焼き魚定べていた。イサキの塩焼きだったと思う。ピンと伸びた尾にまぶされた、塩の粒。皮を割り、身に箸を入れると、いいにおいがみそ汁の湯気に混じる。ズッ、ハァー。ぐるりとあたりを見回すと、後からくるひともみな「焼き魚定」を頼んでいる。「定、ライス大盛りで」「こっちも」 イサキっておいしいよねえ、と誰かが言う。私はサバのが好きだなあとか思いながら、でもイサキもおいしいけどねと付け加える。1人で、私は定屋の小さな椅子に腰掛けていて、ご飯に手を伸ばす。 ご飯のことを、私はライスと言うことが多い。 → それは、例えば「ご飯ある?」と訊くと、うちの母親は、「肉じゃがあるよー」などと答えたりするからだ。けれど、それはおかずであって、米を炊いた「ご飯」のことじゃない。私は米を炊いた「ご飯」が好きなので、料理前や事前に「ご飯」の有無を確認することが多いのだけど、ご飯というと求める答えは

     定食屋にて - イチニクス遊覧日記
    legnum
    legnum 2007/11/15
    いやー取れて良かった。喉に幻覚痛を感じて危なかった。いい話なのにイサキと聞くと「イ、イサキは・・・?イサキは取れたの?」と幻聴が聞こえる体質をなんとかしたい!
  •  向こう側のひとたちへ - イチニクス遊覧日記

    何度も同じこと書いてる気がするけど、何度でも書く。 好きなサイトやブログが、停止したり閉鎖したりするのは、やっぱりさみしい。身構えていてもいなくても、なんかこうみぞおちらへんにくるものがあります。 以前、ある人に「伝えるべきことは伝えられるうちに伝えるべき相手に伝えるべきだー、と思う」と言われて、そうだなぁって、それからはなるべく、そうしよう、そうしたいと思ってきた。でもそれは、読めなくなることのさびしさを減らすものではないから、やっぱり、さみしいはさみしい。 それはきっと、続いていたものが、終わるからなんだと思う。 特に何度かやりとりをさせてもらった相手の場合、「これに反応して書きたい!」とか「書いたの読んで欲しい!」という気持ちで書いたりしたものが、この日記にもぼこぼこ埋まっているわけです。私はそういうのがすごく嬉しかったし、楽しかった。 でも、今日もまたいつものようにメモ帳開いて、何

     向こう側のひとたちへ - イチニクス遊覧日記
    legnum
    legnum 2007/11/08
    あ、そろそろ追悼って事でちょうちん食いにいこ
  •  褒めることのむずかしさ - イチニクス遊覧日記

    何かの「良さ」を人に伝えようとするときに、「好き」という言葉を選ぶことが多くなった。もしくは「良いと思う」とかね。 この「良さ」の判断基準は「私」にありますよー、ということを示しておきたいとき、好き、という言葉はとても便利だ。 例えてみる。 「私は焼肉が好き」 これはあなたにとっての焼肉がどうであるかは含まない。私は私の焼肉を好きだ、っていう、それだけ。しかし、 「焼肉は良いものだ」 これだと、私だけでなく、世界にとって焼肉の良さをアピールしているようになる。なりませんか? 少なくとも、「おまえも良いっておもうだろ、な?」というような、迫ってくる感じがある。強い気がする。そこで、 「焼肉は良いものだと(私は)思う」 としてみると、「良さ」は再び私に結びつけられる。 → しかし、そうやって安易に「好き」という言葉を選ぶのは、何か違うような気がしている。言葉の手綱を握っていたい気持ちはあるけれ

     褒めることのむずかしさ - イチニクス遊覧日記
  •  ノーミュージックノーライフの思い出 - イチニクス遊覧日記

    タワーが「ノーミュージックノーライフ」というキャッチを使い始めた当時のこと。 東京の片隅にある町のCD屋で、レコード磨いたり、レジ打ったり、検品発注品出し査定まとめてドン!な日々を送っていた私は、自分のこの生活もまた、ある意味音楽で飯をくうということであって…、ノーミュージックノーライフであるといえなくもないよねえ、なんて冗談みたいなことを思いつきで口にだし、同僚に鼻で笑われたことがあった。 「じゃあ、お前にとって音楽はどんだけのものなんだよ」 その同僚は、私より5つくらい年上の文学青年然とした人で、普段からそんな(相当青臭い(いまなら赤面しそうな))ことを、真顔で聞く人だった。そんで、同じく青かった私も、わりと真剣に答えを考えてみたのだけど、結局うまい答えを思い付くことはできなかった。 もちろん、音楽はわたしにとってとても大切な存在だったし、音楽のない生活なんて考えられなかった。けれど、

     ノーミュージックノーライフの思い出 - イチニクス遊覧日記
    legnum
    legnum 2007/09/29
    一本の紐会話から始まるストーリーがいくつも創作出来そうで素敵と思った
  •  レシート問答 - イチニクス遊覧日記

    コンビニのレシート入れが嫌いである。 理由は簡単でレシート未渡しによる後々のトラブル回避のためにお客にレシートを渡してあとはお客の責任で捨ててくれよ、店側はちゃんとレシート渡したからな! っていう店舗側の免罪符てきメンタリティがいやだから……などではもちろんなく、 http://chaosroute.g.hatena.ne.jp/./nekoprotocol/20070913/1189659350 かきかけ、と書かれてある文章を引き合いに出すのも申し訳ないのですけども、確かにレシートは免罪符てきメンタリティのもとに渡されていた。少なくとも私の働いていたCD屋では。 というのも、CDやレコードはわりとプレイヤーの状態に左右され飛んだりすることもあるので、返品交換が頻繁にあり、その際にレシートの提示を求めていたからだ。中古販売もやっていたから、レシートがないと新品と中古の区別がつかなかったりも

     レシート問答 - イチニクス遊覧日記
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