税財政、年金、外交・安保。政治のテーマは多岐にわたり、それらは次の衆院選の争点になる。だが、日々紙面をにぎわす大テーマでなくても、私たちの生活に大きな影響を及ぼすものは多い。この連載では、そんなテーマを取り上げ、自民、民主両党を中心とした各党の政策を比較する。 自民、民主両党とも、法規制の強化に向けた検討に入っているが、方向性は違う。自民党内で浮上しているのは、規制対象を、こんにゃくゼリーに絞り、事故が起こりにくい形状や硬さにすることを義務づける議員立法だ。海外では、欧州連合(EU)がゼリー菓子へのコンニャク成分使用を禁止するなど、規制の実例はある。党消費者問題調査会の岸田文雄会長は「諸外国の例を参考にしながら、立法することは考えられる」と前向きな姿勢を示す。