組織における情報共有の活性化を考えるとき、現状の把握が重要となる。現状の見える化ができていない場合、まずはDBの整理および棚卸しが避けて通れない。 内部統制対応の陰で進む非効率化 前回「Notesが穴? 『見える化』で対処する日本版SOX法」では、昨今の情報投資に関する話題の中心となっている内部統制やセキュリティの観点で、Notesを全社情報共有基盤として使用する際のリスクの見える化について述べた。続いて今回は、Notesを導入したそもそもの目的である情報共有の活性化につながるヒント、利用状況を見える化する方法をご紹介する。 前回冒頭でご紹介したように、情報共有戦略はアクセルとブレーキのバランスで成り立っている。ブレーキがしっかりしているからこそ、安心してスピードを出すことができるのだが、せっかく高性能なエンジンを積んでいながら、内部統制やセキュリティといった呪縛(じゅばく)にとらわれて、