セコムは4月27日、ドローンを飛ばし、搭載するカメラで監視する「巡回監視サービス」の実証実験を、刑務所「美祢社会復帰促進センター」(山口県美祢市)で4月に始めたと発表した。上空から撮影するため死角が少なく、警備員の負担軽減にもつながるという。実験期間は3カ月間を予定している。 あらかじめ決めた時刻になるか、遠く離れた警備室からドローンに指示を出すと、事前に設定したルート(速度、高度、向き)で敷地内を自律飛行する。搭載されたカメラが撮影するライブ映像を、警備室から確認できる。ドローンは巡回を終えると、出発地点のドローンポートに戻り、充電を始めるという。 人間が巡回する場合と比べて、屋上など危険な場所の監視が簡単になり、警備員の負担軽減につながるという。ドローンは上空から撮影するため、地上に固定監視カメラだけがある場合と比べると死角が少なく、より高度なセキュリティを実現できるとしている。 実証