タグ

ブックマーク / bellflower.dodgson.org (4)

  • 死んでしまったOSたちへ

    自分はの草稿に誤字脱字探しをしつつ好き勝手言う係としてちょっとだけ手伝った。せっかくなので宣伝してみる。 このはコード読みブログやアーキテクチャ解読ブログをまとめたような体裁になっている。といっても各章バラバラではなく、としての連続性はある。そして OS というものを包括的に解説するかわりに Android の特徴的なところ、たとえば GUI フレームワークや VM のランタイムなど、をつまみいしている。これは正しいアプローチだと思う。伝統的な OS の話をしだすと Android ってだいたい Linux だからね。Android に限らず、この「伝統的な OS の上にあるプラットホームのレイヤ」の中身を説明したは少ない。 そこが面白い。 このの欠点は文章がけっこう slippery なところ。悪い意味でブログぽいというか同人誌ぽい。ただそれは「支える技術」シリーズに共通する

    死んでしまったOSたちへ
  • 週報仲間

    仲間内で週報を送り合う Snippets メーリングリストをはじめてからもうすぐ一年経つ。仕事じゃなくて課外活動の話。 自分の勤務先では週報のことを Snippets と呼ぶ。(このへんにもうちょっと詳しい意見書がある。) ただし週刊とも限らず報告する相手も決まっていない。だからか weekly report とは呼ばない。 提出は義務でなく、書いていない人も多い。自分もながいことサボっていた。今は書いている。社内のしょぼい週報サイトにテキストを投稿するだけの素朴なもの。仕事の進まなさが直視できていい。他人の記録も読める。似たようなことをしている会社は多いと思う。 その仕事 Snippets の真似を課外活動でもやればいいと思い立ったのが今年のはじめ。友達に声をかけ、数人ではじめた。 毎週日曜の夕方、リマインドのメールが届く。そのメールに返信する形で各々が週報を送る。週ごとのスレッドができ

    週報仲間
  • 意見を持つ

    今のチームのプログラマたちは、製品の機能や UX に意見を持っている。 UX デザイナがおらず PM もおとなしいプログラマ中心のプロジェクトから来た自分は、アプリやサービスの世界でデザイナや PM がどう物事を決めるのか、そこにプログラマがどう絡むのかに興味を持っていた。どうも一筋縄でない。 定例ミーティングではデザイナのモックを前にプログラマたちが細かいレイアウトや動きを議論している。各リリースの計画会議では誰かしら自分の欲しい機能を持ち出す。廊下でデザイナと顔を合わせては唾を飛ばし合っている。ランチPM と同席するたび何かを申し立てている。 自分はそんな意見がない。開発しているアプリに興味はある。自分で使っているから良くなってほしい。でもアイデアはない。速くてバグがなければいい、くらい。 コードの書き方には意見があるし、開発プロセスやインフラにも言いたいことは多い。バグを減らした

    意見を持つ
  • 持たないプログラマ

    仕事で成果を挙げたいのなら、何かをオウンしろという。 たとえばモジュール。機能。ライブラリやフレームワーク。まとまったコードを書いて、あるいは引き取って、自分の持ち物にする。バクを直し、人のコードをレビューして、持ち場の面倒を見る。 何かをオウンするのが、自分はあまり好きでない。なにしろめんどくさい。 コードをオウンするのは家を買うようなものだろうか。持ち家に憧れローンを組む人はいる。コードの対価として重責を引き取る人もいる。気持ちはわかる。自分にも憧れがあった。でも今は月々の返済に追われない身軽さが勝る。我ながら気が弱い。 オーナーシップには副作用もある。自分の所有権を守りたい心理が働く。領土を壁で囲いたい誘惑に駆られる。執着と責任の磁場に包まれて正気と勇気を保てるのか。 何もオウンせず働くのは借家暮らし。あるいは居候。部屋をひとつ間借りする代わりに家主の仕事を手伝う。コードから虫を追い

    持たないプログラマ
  • 1