本当は libapr のネットワークプログラミングについての訳を載せようとしたのだが。その前に、ソケットとは何ぞやという話をしたかった。しかし、書き残せるほど知識が溜っていないので、これについても次回以降に話をする。 書き残したい話は、どれもこれも中途半端な知識しかないので、今回は GNU/Linux の小ネタの紹介を行う。 ○ カーネル空間からのファイルの(読み)書きを行う話 ユーザ空間からファイルの読み書きを行う時は、open システムコールを呼び出し、read/write システムコールを呼び出せばいい。 ファイルオープン処理では、ファイルオープン時にプロセスが持つファイルテーブルに、生成したファイルオブジェクトを登録して、その登録したファイルオブジェクトのファイルテーブル内のオフセットをファイルディスクリプタとしてユーザに返す。以降、ユーザプログラムはこのファイルテーブルのオフセッ