カスティーリャ語(ご)に ¡No Pasaran! ということばがある。「(やつらを)とおすな!」という意味(いみ)だ。1930年代(ねんだい)、対(たい)ファシスト戦(せん)のさなかに人民(じんみん)戦線(せんせん)のがわでさけばれたスローガンである。その後(ご)、反(はん)ネオナチや反ファシズム(アンティファ)の運動(うんどう)であいことばのようにしてつかわれてきた。 きのう、埼玉県(さいたまけん)蕨市(わらびし)で「保守(ほしゅ)」を自称(じしょう)する民間(みんかん)ファッショのデモがあった。主催(しゅさい)関係者(かんけいしゃ)のひとりはヒトラーの擁護者(ようごしゃ)で、人類(じんるい)にたいする罪人(つみびと)である。デモで掲(かか)げられた主張(しゅちょう)は「不法(ふほう)外国人(がいこくじん)はでていけ」というものだった。これにたいして「生(い)きることは犯罪(はんざい)