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わたしの思い出のなかで「天皇制」で検索をすると、いくつかのエピソードが上がってきます。 まず、一... わたしの思い出のなかで「天皇制」で検索をすると、いくつかのエピソードが上がってきます。 まず、一番最初に出てくるのは、やはり昭和天皇の死のときのことでしょうか。その日は、ちょうど親戚の家で新年会をすることになっていた日で、親戚のおじさんたちが、テレビをつけながら、「日本人は、みんな悲しんでいるのに、こうやって、酒飲んでたのしんで、よろこんでんのは、わしらだけやなあ」と言って、笑っていたことをおぼえています。わたしは、そうやって、テレビから流れる粛清ムードのなかで、わたしたちだけが、お酒を飲んだり、新年を祝っていることの、そのギャップのようなものに、とても不安をおぼえました。親戚のおじさんたちも、心から昭和天皇の死をよろこんでいるわけではなかったと思います。けれども、わたしたちには、悲しむ理由がありませんし、また、ぎゃくに、悲しんだりするということにも、納得のいかないもの、うしろめたいもの
2009/04/15 リンク