戌(いぬ)年にちなんだ同日限りのお楽しみ企画で、午前と午後に1時間ずつ、わん丸君がカウンターの中に立ったり館内で配本を手伝ったりした。 館内での撮影はふだん禁止だが、わん丸君の登場タイムは例外。本を借りに来た市内の会社員紀藤哲矢さん(31)と息子の碧斗(あおと)ちゃん(5)は、わん丸君が背表紙のバーコードを慣れない手つきで読み取る姿をじっと見守った後、笑顔で記念撮影を楽しんだ。 (三田村泰和)
![犬山のわん丸君、図書館司書に:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b59cd3edbd84c53bba15fb59862880993da481da/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.chunichi.co.jp%2Fimg%2Flogo_social.png)
名古屋市守山区深沢一の志段味図書館は、子育て世代が図書館を利用しやすいようにと、乳幼児の無料一時預かりを九日から始める。原則、毎月第二火曜と第三土曜の午前十時から午後一時まで。予約の必要はない。 転んでも痛くない弾力マットを敷いた八畳ほどの「おはなしのへや」で保育士二人が面倒を見る。対象は生後七カ月から就学前までの乳幼児で、一回二十分。保育士は子育てに関する本を紹介してくれたり、親子で楽しめる図書館の利用方法を教えてくれたりもする。 子育て世代の図書館利用者からの「子どもが泣いたり、騒いだりするから行きづらい」といった声に応え、一時預かりを始めることにした。松田弘起館長(61)は「子どもを預けてゆっくり本を選んでほしい」と利用を呼び掛けた。(問)志段味図書館=052(736)6907 (塚田真裕)
東海3県と福井県の公立図書館で、所蔵の学校記念誌が切り取られる被害が相次いでいる問題で、愛知県の一宮市中央図書館(同市栄)と津島市立図書館(同市老松町)でも、高校の創立記念誌2冊計18ページ分が切り取られていたことが6日、分かった。両館は警察への被害届提出を検討する。 被害に遭ったのは一宮北高(一宮市)と海南高(現・海翔高、愛知県弥富市)の記念誌。授業風景や修学旅行の写真などが載っていたページがカッターのような刃物で切り取られたり、手でちぎり取られたりしていた。 このほか、一宮西高(一宮市)の記念誌も4ページ分がなかったが、もともと落丁だった可能性もあるとしている。 各地で被害が相次いだことから、両館が蔵書を点検し発見した。一宮市中央図書館は、記念誌や子どもの行事写真が載った冊子数十冊を、申請しないと閲覧できない書庫に移動させた。 (中日新聞)
富山大付属図書館(富山市五福)で、大学院生が後輩の「学修相談」に応じるブースを構えている。特に四月に入学したばかりの新入生には頼りになる存在で、図書館情報課の伊藤芳人さん(35)は「身近な大学院生だからこそ、気軽に相談できるはず」と活用を呼び掛ける。 ブースは毎週水、金曜日の午後一時から二時間、図書館の正面玄関に設置。文系と理系の大学院生が交代で一人常駐する。リポートの書き方や図書や論文の探し方、学生生活など幅広い相談に答えている。図書館が企画し、昨年十月の後期から開設。七人の大学院生が担当しブースに常駐するほか、資料の集め方やワードやエクセルで論文を書く方法に関する講座も開いた。 本年度は十九日からブースを設けた。初日は数学を専攻する大学院生が数学の勉強方法について相談に乗った。二十一日は人間発達科学研究科の修士一年三井聡さん(22)が担当。「新入生の時、図書館の資料の種類がありすぎてど
石川県内の全十九市町立小中学校の図書館に「学校司書」が配置されたことが、県教職員組合のシンクタンク「いしかわ教育総合研究所」の調査で分かった。全国の配置率が六割に届かない中、県内の自治体では配置が進み、本の貸出冊数が大幅に増える効果も出ている。(押川恵理子) 学校司書は学校図書館で資料の展示や分類、提供を担い、司書教諭らと連携して授業に協力する。必要な資格は自治体によって異なる。二〇一五年四月施行の改正学校図書館法で小中高の図書館に置くことが努力義務になった。教育総研は〇二年度から調査を始め、一六年秋の集計で全校配置が判明。富山県内の配置率は一六年四月現在で小学校94%、中学校88%。 図書教育に力を入れる金沢市森山町小学校の図書室は本を探したり、読んだりする児童が大勢集まり、一人当たりの年間貸出冊数は一一九・一冊に上る。学校司書の猪狩朝美(いかりともみ)さん(39)は週二回常駐。「心に残
福井市出身の漢字研究の第一人者、故白川静さんが確立した「白川文字学」に関する書や絵画、工芸作品を集めた展示会が、福井市の県立図書館で開かれている。二十六日まで。 白川文字を書いた書道作品、「道」や「望」の古代文字をモチーフにした色鮮やかな絵画、タペストリーなど約百点を紹介。県内の小中学生から書道家、画家など、さまざまな人が制作した作品が並ぶ。
(上)1973年の新聞(手前)を例に利用者からの問い合わせを説明する司書の高嶋厚子さん(左)ら(下)ビジネス関連の書籍を集めたコーナー=いずれも金沢市の石川県立図書館で
伊賀市上野丸之内の上野図書館で五日、野菜をテーマに本に親しむイベントがあり、本の読み聞かせや野菜の直売会、野菜ソムリエによる講座などが開かれた。 図書館をもっと市民に活用してもらおうと、初めて企画。ボランティアによるお話会には親子連れ約二十人が参加し、「野菜嫌いの子どもたちが食べてくれるように」と選んだ七作品を披露した。伊賀市新居小二年の村田麻陽(あさひ)さん(8つ)は、ニンジンとゴボウとダイコンが出てくる物語が気に入り「家でも食べてみたい」と話した。 図書館の駐輪場では大山田農林業公社など四店が地元の春野菜や果物、パンを出店する直売会があった。伊賀茶を餌に混ぜて育てた「忍茶豚(にんちゃぶた)」と野菜のシチューのふるまいもあり、図書館の利用者らが列をつくって味わっていた。 (飯盛結衣)
名古屋大(名古屋市千種区)が今秋、全国でも珍しいジェンダー(社会的性差)をテーマにした図書館を開設する。ジェンダー関連の書籍四万冊を所蔵し、国内の研究、教育拠点として活用する。このほか、男女共同参画センターの新設や女性管理職、研究者の積極登用など、女性が輝く大学へ向けアクセルを踏み込む。 名大はこれまでも女性が活躍できる環境整備に力を入れており、二〇一五年には国連の女性機関「UN Women」が、女性の地位向上に積極的な世界十大学の一つに選出している。 ジェンダー問題は歴史、経済、社会、科学、医療など幅広い分野に及び、関連図書も膨大となる。国内の大学では、お茶の水女子大のジェンダー研究センターが専用書架を備えるなどしているが、多量の書籍や資料をまとめて閲読できる施設は少ない。
トップ > 暮らし・健康 > 暮らし一覧 > 記事 【暮らし】 非正規化進む図書館職員 労使交渉で待遇改善 Tweet mixiチェック 2014年5月9日 嘱託員制度を導入した町田市立図書館。中央カウンターの業務にも嘱託員が入る=東京都町田市で 公立図書館で働く職員の非正規化が進んでいる。財政難などを理由に、自治体が人件費を削減していることが背景にある。正規職員を増やさずにサービス低下を防ぐため、嘱託員制度を導入した東京都町田市立図書館では、正規職員と同等に働く嘱託員が、労働組合をつくって待遇改善に取り組んでいる。 「辞めると言ったら驚いてくれて…。私って図書館にいてもいい人間なんだって、うれしかった」 町田市立図書館で昨夏まで、非常勤の主任嘱託員として働いた野角(のずみ)裕美子さんは、かつての同僚から渡された手紙を今も大切に保管する。「いていいとか、いけないとか、そんな思いをさせる職
トップ > 石川 > 1月21日の記事一覧 > 記事 【石川】 震災語る「本の力」 絵本など10テーマ 金沢工大で巡回展 Tweet mixiチェック 2014年1月21日 大震災被災地からのメッセージを本の力で伝える巡回展=野々市市の金沢工業大で 東日本大震災以降の全出版記録を紹介する「本の力」巡回展が二十日、野々市市扇が丘の金沢工業大ライブラリーセンターで始まった。二月二日まで。午前九~午後五時(日曜は午前十時から)。入場無料。 (小塚泉) 図書館設備・用品の製造販売をしている「キハラ」と同大が主催。全国五カ所目の巡回で北陸では初開催。 三百八十の出版社の協力で、大震災後に出版された震災や防災関連の書籍千四百冊を一堂に集めた。斎藤紀子・元昭和学院専任司書教諭が「絵本」や「写真集」「原子力発電」「放射能」「地震・津波」「防災・減災」など十のテーマに分類・整理をした。 大半の書籍を、表紙
トップ > 滋賀 > 1月18日の記事一覧 > 記事 【滋賀】 “図書館の森”に動物 愛荘・愛知川で切り絵展示 Tweet mixiチェック 2014年1月18日 書架の本の上を飾る色とりどりの動物切り絵で森のようになった館内=愛荘町の愛知川図書館で 書架の上を駆ける十三種の動物、あなたはいくつ見つけられる? 愛荘町立愛知川図書館で、館内を森に見立てて七色のカラフルな切り絵の動物を配置した展示「としょかんの森」が開かれている。図書館を訪れた人々が、本を求めて森に迷い込んだような不思議な空間が出現している。 作品を展示するのは米原市の切り絵作家、早川鉄兵さん(31)。当初は、切り絵作品十九点を館内の展示ギャラリーに飾る予定だったが、館内を下見して「本棚に並ぶたくさんの本が木に見えてきた」と、館全体を森に見立てた展示を思い付いた。館内の作業部屋に四日間こもってカッターナイフとはさみを動かし続
トップ > 富山 > 1月10日の記事一覧 > 記事 【富山】 朝日で新図書館起工 11月開館へ、明治記念館も Tweet mixiチェック 2014年1月10日 朝日町が建設する新図書館と明治記念館=完成予想図=の安全祈願祭と起工式が九日、建設地の旧町商工会跡地(同町沼保)であった。十一月のオープンを目指す。 起工式で、脇四計夫町長は「町民アンケートで要望が多かった開館時間の延長や親子が過ごせるスペースに考慮した図書館にしたい。明治天皇が北陸巡行で宿泊した貴重な建築物の明治記念館を補修して残す」と述べた。 現図書館が老朽化し、手狭で耐震性の問題もあることなどから計画。周辺の庭園を含め敷地面積は四千二十平方メートル。鉄骨鉄筋二階建ての図書館と木造平屋の記念館を合わせた延べ床面積は千五百八十平方メートル。図書館本体の四億四百二十五万円を含む総事業費は約七億円。 新図書館は一階が親子や小中学
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