多少ネタ臭がするかもしれないけど、意外とまじめに選んでみた。文系・理系は特に意識してない。あとプログラム方面の話とかExcelのtipsみたいな分野も選んでない。 追記:いただいたコメント等について(1/2) - I 慣性という名の惰性 I 「産業構造」というものを理解するための本 自分のいる業界とか、自分の部署がやっている仕事とかを理解しようとするときの土台になる考え方を身に付けるために読む本。この土台部分がないまま日経新聞とか日経ビジネスとかを読んでも無駄無駄無駄無駄無駄無駄。業界分析本とかも同様。 自分の所属する産業が現在どういうステージにあって(成長とか衰退とか)、そのなかで自社はどういうポジション(業界のリーダーなのか泡沫なのか先行者なのか追随者なのかとか)にあるのかを把握することがまずは大事。まあ本当ならエントリーシート書く前にちゃんとやっとけという話ではある。 上司にこの手の
経営の未来 これ、すごく良い本なのだけど、致命的にタイトルがヌルイ。この本を読むべき人に届けようという意思が全く見られないタイトルだ。 私だったら、次のどちらかのタイトルをつける。 もはや「部長」「課長」には未来が無い! 従業員の未来 原題は "The future of management" なので、それを素直に直訳しただけなんだけど、「経営の未来」というタイトルでは「経営」というものが何となく嫌いな人と、「経営」なんてものに未来があるんだろうか、と思っている人が、食わず嫌いをしてしまうじゃないか。 それより何より、自分は良き「従業員」になろうと思っている人がまず読むべきだと思う。 実をいうと、「エンプロイー(従業員)」という概念は近代になって生み出されたもので、時代を超越した社会慣行ではない。強い意思を持つ人間を従順な従業員に変えるために、二十世紀初頭にどれほど大規模な努力がなされ、
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2007年05月07日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Blogosphere 書評 - デジタル・ワークスタイル 初掲載2007.05.07;連休明けまで更新 実家から返ってきたら郵便受けで待っていたのが本書。献本感謝。 デジタル・ワークスタイル 徳力基彦 この一年に呼んだハウツー本の中で、最も多くの人に役立ちそうだと私が感じた一冊。 本書「デジタル・ワークスタイル」は、「アルファブロガー選帝侯」(笑)である徳力基彦の単著。その内容は、No NonsenseなWeb2.0仕事術入門。 目次 Introductonイントロダクション:仕事に対する価値観を逆転させよう Chapter 1基本編:作業時間を半減させるためのルール Chapter 2メール術編:メールにかける時間を最小限にする Chapter 3時間管理術編:デジタルツールで3倍の仕事をこなす Chapter 4情報収集力編:
2006/12/27 @IT読者の皆様、年末年始は十分な休暇が取れるでしょうか。納期や仕込みに追われてギリギリまでバタバタという方もおられるかもしれません。 普段なかなか読書に時間が取れない方でも、帰省する飛行機や列車の中で、あるいは帰省先の実家のコタツでミカンなど食べながら読書する時間が取れる人も多いでしょう。そんな皆様に、@IT編集部がお勧めする「年末年始に読みたい10冊」をお届けします。 リアル社会に変容を迫る高度な情報テクノロジー IT関連の新書としては驚異的な売り上げを記録し、2006年を代表するベストセラーの1冊となった『ウェブ進化論――本当の大変化はこれから始まる』(梅田望夫著、ちくま新書)だが、@IT読者の方にお勧めしたいのは『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』(ジョン・バッテル著/中谷和男訳、日経BP社)。グーグル創設者たちと親交のある著者が同社をじかに取材して執筆して
少し前書いた「AJAXの本質、『非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション』のススメ」は、このブログの人気エントリーの一つだが、あれを書いて以来、AJAXに関する執筆や講演の依頼がいくつも寄せられている。本業もあるので、全ての依頼を受けられるわけでもないが、受けたものの一つが、翔泳社の「Web2.0キーワードブック(7月5日発売、アマゾンは既に予約販売を開始)」の共同執筆。 各執筆者がWeb2.0関連のキーワードを一つづつ担当し、それぞれのキーワードを切り口として最近のウェブ・サービス・ビジネスの動向を語る、という面白い企画だ。私自身、まだ出来上がったものを手にしていないので私のセクション以外にどんなことが書いてあるかは知らないが、執筆者の面子を見る限りかなり楽しめそうだ。 私の担当はAJAX。「使い勝手の改善がソフトウェアを変える」というサブタイトルで、AJAXの技術面よりも、なぜ今AJ
RSS/Atom/OPML RSS/Atom対応のRSSリーダー Headline-Reader / Headline-Deskbar や、RSSエディタ Headline-Editor Standard版 / Lite版 のオンラインマニュアルに登場する用語解説です。 RSSとは、ウェブページのメタデータ形式のひとつで、XMLの形式で記述されています。ニュースの見出しや要約を小さなXMLファイルとしてまとめたものです。 RSSリーダーのHeadline-ReaderやHeadline-Deskbarでは一般的に普及している RSS のバージョン全てに対応しています。(0.9/0.91/1.0/2.0 iBlogに関しては 0.92 も確認済み) RSSエディタのHeadline-Editorは RSS 1.0形式の作成に対応しています。
2006年05月23日17:40 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 他人を見下す(バ|ワ)カ者たち そうそう。これもまだ書評してなかった。脳内受注残は溜まるばかり。 他人を見下す若者たち 速水 敏彦 ハコフグマン: ネットコミュニケーションを考える上でこんな本も炎上はネットコミュニケーションを考える上で重要な社会現象だと思うが、最近、心理学的な考察を深める上でいい本を見つけた。その名も「他人を見下す若者たち」。いかにも地雷を踏みそうなタイトルだ。この本、確かに「若者」というタイトルと「自分以外は全部バカの時代!」、そしてそれにとどめを刺す「オレはやるぜ....」「何を?」「何かを。」という「THE三名様」が入ったオビが諸刃の件となって、本を売って(主に若者の)怒りを買ったところはある。 しかし、本書の主題は実は「若者」ではなく、著者が「仮想的有能感」と名付けた、「裏付けのない自尊
この週末に私が読んでいる本は、私のもう一つのブログでも紹介記事を書いた「The Ten Faces of Innovation」。その本に私がいままで漠然と感じていてうまく説明できなかったことを上手に説明してくれている記述を見つけた。 そこには、自動車産業の父、Henry Fordの言葉「もし私がカスタマーに何が欲しいかと尋ねたら、彼らは『もっと早い馬が欲しい』と言っていたでしょう」が引用してあり、「カスタマー(顧客)の声を聞くことは大切だが、彼らに『何が欲しいか』を聞いても必ずしも答えは出て来ない。それよりも彼らの行動を良く観察し、どんなところで苦労しているか、彼らなりにどんな工夫をして今あるものを使いこなしているかを理解した上で、何を作るべきかを考えるべきだ」と結論付けている。 ものすごく共感できる。この業界にいると、「ユーザーの声を聞くことは大切だ」というセリフは良く聞くが、それを頭
前回のエントリーにも書いたが、「ウェブ進化論」(梅田望夫著 ちくま新書 2006)という本を読んだ。 そして、世の中をダメにするものの正体が少しわかったような気がした。 僕は基本的に、話題になっているからとかベストセラーだからという理由で本を手に取ることはない。 たとえば、ちょっと古いけど、「バカの壁」なんていうふざけた本は天地がひっくり返っても手に取ることはないだろう。 こんな本を書いているあんたの方がバカだよ、と思ってしまう(基本的に僕は脳科学者と呼ばれる連中はたいてい詐欺師だと思っている)。 「ウェブ進化論」に対しても初めからよい印象を持っていなかった。 著者が「ネットはコストゼロ空間だ」とかテレビで言っていたのに対しても「そんなわけないだろ」と突っ込みを入れていた。 どんな情報だって物質がなければ存在できないのだから、物質を維持していくためのコストがかかるにきまっているじゃないか。
このゴールデンウィークに、遅ればせながら『ウェブ進化論』を読了した。 この本を読み終えて自分の中に込み上げた「想い」は、一切漏らさず胸の中にしまっておこうと思っていたが、長尾確先生の「ウェブ進化論」批判エントリー を読んで考えが変わった。 当初、正直なところ「ウェブ進化論」という本にあまり期待感は無かった。というと語弊があるかもしれないが、梅田さんがウェブ上に記した文章はおおかた目を通しているつもりだったし、この本は「ウェブの世界で何が起こっているのか判っていない人に向けた解説書」であるといった紹介を随所で見かけてしまった為だ。だから、自分にとっての「新しい刺激」はあまり期待していなかった訳だ。 しかし実際読んでみると、その様な浅はかな先入観は吹き飛んでしまった。確かに全編を見渡せば既知の話も多かったのだがそんな事は関係なかった。不覚にも感動してしまった。梅田さんがこんなに「熱い」人だとは
Joel on Softwareposted with amazlet on 06.04.15Joel Spolsky 青木 靖 オーム社 (2005/12) Amazon.co.jp で詳細を見る id:ryoko_komachi:20051218:1135176719でも絶賛されている。 Joel on Softwareを買って読み始めました。 この本が出ることを教えてくれたのは、たしかid:naoyaだったと思うのですが、聞いた時点で買うことを心に決めていました。 というのも「プログラマのためのユーザインタフェースデザイン」で、Joel氏の文章を読んでいて、その経験に裏打ちされた内容がとても勉強になったからです。 というか、影響受けまくりました。 書籍版のJoel on Softwareは、上記のサイトの文章をまとめたものが大部分だそうです。 Joel氏はMicrosoftで働いてい
2006年05月18日22:40 カテゴリ書評/画評/品評 行動経済学がヤヴァイ それにしても光文社新書の最近のヒット率の高さはヤヴァイ。本日まとめて3冊来た奴が全部あたり。 とはいっても全部まとめて紹介するわけに行かないので、まずはこれから。 行動経済学 友野典男 大竹先生の「経済学的思考のセンス」が、「ふつうの人が経済学の視点を持ち込む方法入門」なら、こちらは「経済学者が普通の人の視点を持ち込む方法入門」だ。 本書のソデの文章が、それを端的に表している。 「経済人」という特別の人々をご存じだろうか? 禁煙や禁酒やダイエットに失敗するなんてことはありえない。 しょっちゅう電車の中に傘を忘れたり、ダブルブッキングをして友人を不愉快な気持ちにさせたり、当たるはずのない宝くじに大金を投じたりはしない。経済活動を行っている人、つまりわれわれすべてがこのような人物であるという想定の下で、標準的経済
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