データを検索する場合に、通常は線形探索や二分探索を行なう。 これらはデータ数が増えれば増えるほど検索時間がかかるようになる。 ところがハッシュという仕組みを使えば、 (理想的な場合)データ数に関係なく同じ時間で検索できるようになる。 この利点からハッシュは多くの実用的なプログラムで使用されている。 ハッシュの前に まず一番簡単な検索時間一定の方法を考えてみよう。 検索時間を一定にするには、 データが存在するかどうかを格納する配列を用意すれば良い。 例えば、a[i]が1ならiというデータが存在、0なら存在しないものとする。 以下のプログラムはこれを実現したものである。 public class SimpleArray { int a[] = new int[1000]; public static void main(String args[]) { // SimpleArrayオブジェクト