lila358のブックマーク (158)

  • 失っても、なお───「ねずみ女房」。 - 言葉と記憶の小径。

    ありきたりの日常のなかで「ねずみ女房」は何がほしいのかわかりません。何かが足りないのです。そんなある日、ハトと出会い、外の世界のことを知ります。そして、ハトとの別れの日「ねずみ女房」は初めて星の美しさを知りました。私たちが大人になっていく意味、日常という世界の凄みを静かに問いかける、大切な1冊。 日常にあった世界とは 大好きなに『ねずみ女房 』(ルーマー・ゴッデン作 石井桃子訳 福音館書店 )という絵があります。 ある日、野生のハトが捕えられ、ねずみ一家の棲む家の鳥籠に入れられます。ねずみ女房は夫と子どもたちの世話に明け暮れていました。 ねずみ女房は、毎日のようにハトの籠のそばまで通い、空や風や雲、森や梢、草の露など外の世界の話を聞いたりします。 夫のねずみは時折やきもちを焼いて、ねずみ女房の耳をかじったりするのですが、ねずみ女房は、ハトのところに通うのが楽しくてしょうがありません。

    失っても、なお───「ねずみ女房」。 - 言葉と記憶の小径。
  • 満腹の休日と、形になってきた 両親の家 - days

    金曜日に買ってきた 米粉パン KAMONEさんと かげぼうしさんという 女の人 お二人が 作った パンです 土曜日の朝ごはんは、 パンと スープコーヒーを 米粉のパンは 生地が しっかり 詰まっていて、 ごはんみたいに しっかり お腹にたまります^^ ・ ・ ・ お昼は、小松市の ラーメン屋さんへ 街道沿いですが、 山小屋のような 雰囲気のお店 麺は、外国産、 国産、大麦入りと 3種類の中から選べるみたい スープも いろいろ ある中から、 あっさり魚介の塩ラーメンを 国産小麦の麺で いただくことに ラーメンと一緒に ニンニク餃子も 久しぶりのラーメンで 半分で お腹いっぱいに なりましたが、 ラーメン好きの夫は 満足したみたい^^ ・ ・ ・ 午後は、実家へ帰って 工務店さんと打ち合わせ 家の方は だいぶ進んで、 今日は 外壁工事の 仕上げが始まったところ 母が 希望した モスグリーン

    満腹の休日と、形になってきた 両親の家 - days
    lila358
    lila358 2023/06/26
    夕暮れの街の写真がいい感じ。なんでもない日常の穏やかな幸福感に包まれた。ひとりひとりの、日々の幸福が世界の幸福に繋がっているような。
  • 『同調者』アルベルト・モラヴィア|正常さを追い求めたその先には - 書に耽る猿たち

    『同調者』アルベルト・モラヴィア 関口英子/訳 ★★ 光文社[光文社古典新訳文庫] 2023.5.22読了 世の中には、生き物を虐めたり、人を痛めつけ殺すことに快感を持つ人が少なからず存在する。犯罪者の告白や犯罪学のなどを読むと、そういった性癖が実際にあるようで、「盗み癖」と同じように神経中枢にある種の快楽や高揚感を生む。そして人を痛めつけることに興奮を覚える人は、例外なく人間の前にまずは動植物を殺めることをする。段階を踏んで自己の快楽を増長させるかのように。 プロローグで、少年時代のマルチェッロはトカゲやを思いあまって殺してしまう。故意にではなかったのに、実はある種の快感と恍惚感を感じているのに気付く。そして、拳銃への憧れと殺人への衝動を自己に見い出す。自身に潜む攻撃性などの異常さを理解していくその過程が、おそろしいほどのリアルさを持つ。編はこの出来事から17年後になるのだが、正直

    『同調者』アルベルト・モラヴィア|正常さを追い求めたその先には - 書に耽る猿たち
  • 『はだしのゲン』中沢啓治|戦争のむごさを知るべき|どんな境遇にもめげない力強さと揺るぎない信念 - 書に耽る猿たち

    『はだしのゲン』1〜10 中沢啓治 汐文社 2023.5.28読了 漫画を買うことも読むことも10年ぶり位だと思う。子供の頃はそれなりに読んでいたが、いつしか小説の方に偏向していまい今に至る(なんせあの『鬼滅の刃』すら1冊も読んでないのだ)。この『はだしのゲン』は小学生の時に図書館かどこかで借りて読んだはずなのだが、絵が怖かったという記憶があるだけでよく覚えていなかった。 被爆者の中岡一家を軸にして戦中・戦後のきびしい生活を描いた物語で、作者中沢啓治さんの体験を元にした作品である。中岡元(なかおか・げん)という少年が主人公である。はだしのまま、途中からは下駄を履いて歩くゲン。そうか、もともとゲンの両親は下駄を作る仕事をしていたのだった。 ゲンのお父さんは、戦争に反対しているため「非国民」と罵られる。ゲンたちもそれを理由に友達から虐められ、家族みんなが村から疎外されるようになる。苦しい。一巻

    『はだしのゲン』中沢啓治|戦争のむごさを知るべき|どんな境遇にもめげない力強さと揺るぎない信念 - 書に耽る猿たち
    lila358
    lila358 2023/06/05
    「はだしのゲン」は子供の頃読んで苦しくなり途中で挫折した思い出がある。大人になった今、もう一度読みたい、手元に置き次の世代へ繋げたいと思った。
  • 街ブラに最適のところは?小樽・浅草・奈良 - クモノカタチ

    昨日、盛岡の話を書いたら妙に旅行へ行きたくなってきた。 私にとって旅行の目的は登山かサイクリングなんだけど、1日空いたら街ブラに充てる。もしくは登山前の休養日に街をぶらぶらする。 そんな街ブラに最適なところはどこだろう? ①小樽 街ブラ観光に最高なのは小樽だろう。 運河があって明治を思わせる街並みがあってガラス細工などの工芸品もあって海鮮市場もある。徒歩で観光するのに適度なサイズ感。これ以上の観光街はあるまいと思う。 私のおすすめプランは、荷物を宿に置いたら三角市場で海鮮丼をべ、海辺の運河まで腹ごなしに歩く。そして少々遠いけど田中酒造亀甲蔵という日酒醸造所を見学し、北一硝子などのお洒落な店の並ぶ通りを眺めながら小樽駅まで戻る。 北海道の街は基的にサイズ感が大きいか歴史的なものが少ないが、例外的に歴史とサイズ感がマッチしているのが小樽。ちょっと整い過ぎていて、観光客が多いのが玉に瑕だろ

    街ブラに最適のところは?小樽・浅草・奈良 - クモノカタチ
    lila358
    lila358 2023/06/05
    奈良は修学旅行以来行ってない。ずっと興味はあるのだけど。ぜひ行きたい。
  • メンタルダウンしてよかったことは、子どもに頑張りを押し付けなくなったこと - 語る、また語る

    メンタルダウンしてからというもの、 だましだまし、もしくは、 どうにかこうにかやっていくことを 覚えながら現在に至っている。 思えば、別にメンタルダウンしていようが いまいが、そうやってきたことに 変わりはなかったのだが。 さて、メンタルダウンして参ったことも いろいろあったけれど、 よかったこともいろいろあった。 なかでも、自分で咀嚼できているのが、 「子どもに頑張りを 押し付けなくなった」ことだ。 もともと、頑張ることは美徳、 頑張らないと認められない、 頑張らないと誰かに責められる、 みたいな考えがあって、 頑張ることの塊みたいだった自分が、 メンタルダウンにより、 「頑張らない」という選択肢が あることを知った。 また、相手に自分と同じような 頑張りを要求するという、 傲慢なところもあったけれど、 メンタルダウンにより、 人はそれぞれ違うことに気づいた。 頑張ることでいえば、 頑張

    メンタルダウンしてよかったことは、子どもに頑張りを押し付けなくなったこと - 語る、また語る
    lila358
    lila358 2023/05/31
  • そら豆コロッケとカポナータ - ほんの少し

    そら豆とじゃがいも(キタアカリ) 玉ねぎと合挽肉を炒めてコンソメで味付けし、茹でたじゃがいもに混ぜ合わせ、下茹でしましたそら豆を包みましたよ 揚げたてそら豆コロッケ 茄子やズッキーニが出始めているので素揚げしました。 炒めたにんにくや玉ねぎに合わせ白ワインビネガー、ホールトマトで煮込み、野菜の旨みを馴染ませます。 あとは砂糖や塩麹で味付けしました。お肉やお魚の添えにもなる常備菜です 塩麹のカポナータ レバーのウスターソース煮 赤ワインで煮込みウスターソースで味付け あとはくずし豆腐とわかめのサラダなど、昨夜の夕でした 玉ねぎとお肉の旨みのホクホクのじゃがいも、そら豆の味がしっかり効いてます 朝ラン5キロ 平均ペース6'26" よい一日になりますように

    そら豆コロッケとカポナータ - ほんの少し
    lila358
    lila358 2023/05/27
    そら豆コロッケ、美味しそう!初孫ちゃんが遊びにくる日に作ってみよう。
  • ブログで広がる「パン作り」の世界。紹介されているレシピでパンを作ってみた - 週刊はてなブログ

    パン作りってこんなに楽しかったんですね 週刊はてなブログを運営する「週刊はてなブログ編集部」と、クライアントのオウンドメディア記事を制作する「はてな編集部」が合同でブログを紹介する連載企画「編集部が気になるブログ」。今回ははてな編集部の万井がはてなブログの中から「パン作り」に関するブログを紹介します。 こんにちは、はてな編集部の万井です。 突然ですが、今年(2023年)の2月からパン作りにハマりました。これまで製菓・製パンはほとんどといっていいほどやったことがなく、料理も苦手……そんな私がふと「パンを作ってみようかな」と思い立ったのは、はてなが運営するお買い物メディア「ソレドコ」の以下の記事でした。 「タミさんのパン焼き器」使い方とレシピ気レビュー。ガス火でパンを焼こう! - ソレドコ もう7年も前の記事ですが、わくわくするパン作りの様子を何かの拍子に読み返していて、「これだったら自分

    ブログで広がる「パン作り」の世界。紹介されているレシピでパンを作ってみた - 週刊はてなブログ
  • 期待して落胆しないか、そもそも期待をしないのか - 語る、また語る

    ふと思ったのだが、 こちらが親しみをもっている相手には、 「期待しない」より、 「期待して落胆しない」という スタンスの方が自分に合っている気がした。 相手にこうあってほしいと 期待をするから、 そうでなかったときに腹が立つ。 だから期待するのをやめて、 おだやかに過ごそうというのは、 そのとおりだ。 けれども、「期待しない」に 寂しさを感じるのはわたしだけだろうか。 相手のことを十分に知っていたり、 相手の行動などを見て、 何か自分とは交わらなそうな人には、 期待はしていないかもしれない。 自分には遠くて、 あまりつきあいのない人より、 自分に近い人に期待をしてしまうのが、 人というものだろうから。 言い回しの好みの問題かもしれないが、 「期待しない」とした相手との間に ピシッっと線を引くような、 あたたかみがないような。 少なくともこちらが 親しみをもっている人については、 期待をして

    期待して落胆しないか、そもそも期待をしないのか - 語る、また語る
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    lila358 2023/05/15
  • 「認められたい」に区切りをつける - 語る、また語る

    「認められたい」気持ちというものは、 あたりまえにあるものです。 別に「認められたい」と思うことは、 わるいことでも何でもないでしょう。 近しい人に認められたい、 一員になっている組織に認められたい、 漠然と社会に認められたいという人も、 いるのかもしれません。 わたしは、社会に認められたいと、 思ったことはないと思っていましたが、 どうやらそうでもなさそうでした。 自分の属性(家族や学歴など)が、 自分がいる社会において、 「そうあることがよい」と されているとき、社会から 認められていると感じるのだそうです。 ということは、わたしも、 すべてではないですが、 社会から認められるであろう選択を 暗にしてきたということです。 そこに無意識にでも、 社会に認められたいという気持ちが なかったとはいえません。 会社にも「認められたい」と 思っていました。 むしろ「認められなくてはならない」と

    「認められたい」に区切りをつける - 語る、また語る
    lila358
    lila358 2023/05/15
    >もう、誰かに認められるためだけの自分ではないのです。
  • 『緋色の記憶』トマス・H・クック|緊迫感のある回想 - 書に耽る猿たち

    『緋色の記憶』トマス・H・クック 鴻巣友季子/訳 ★ 早川書房[ハヤカワ・ミステリ文庫] 2023.5.7読了 なんだ、これは…。ざわざわした感覚でこの世界観に入り込み、最後の最後までこのスリルな文体に引き込まれた。著者トマス・H・クックの作品に対しては、アメリカ書評家たちが「雪崩を精緻なスローモーションで再現するような」という比喩表現をするようだが、まさにそれ!文学でしか、小説でしか表現できないこの感覚を体現できた至福の読書時間だった。 話が進みそうで進まない、遅々とした記憶の手繰り寄せ、この作品の醍醐味はまさにそれだ。後悔の念のような、あの時ああしていれば変わったのかもしれない、というような過ぎ去った過去に思いを巡らせる。すでに終わった事件について、何十年も経っているからこそ、その時間の経過が景色を変え、自身をも変える。 高齢の弁護士ヘイリーが、かつて自身も通い父親が校長を務めて

    『緋色の記憶』トマス・H・クック|緊迫感のある回想 - 書に耽る猿たち
  • 黄昏時 近江鉄道 - 1day ONEPHOTO

    何時でも出会えそうで出会えないのが「夕焼け×無風」 ランキング参加中写真・カメラ

    黄昏時 近江鉄道 - 1day ONEPHOTO
    lila358
    lila358 2023/04/27
    うわぁ〜!郷愁をそそるというか、旅情を誘うというか、えも言われぬ美しさ。物語がいくつも生まれそう。
  • 『影に対して 母をめぐる物語』遠藤周作|母への愛は大きくなる - 書に耽る猿たち

    『影に対して 母をめぐる物語』遠藤周作 新潮社[新潮文庫] 2023.3.18読了 遠藤周作さん没後、しかも2020年という最近になってから『影に対して』の原稿が発見された。作者自身の略歴をたどればわかるように、実際の体験を元にして母親の郁をイメージにした作品である。 勝呂(すぐろ)という40歳ほどの男性が、幼少期と時間軸をずらせながら母親のことを思い巡らす。勝呂という名前に聞き覚えがあると思っていたら、遠藤周作さんの『海と毒薬』という作品に登場していた。 他にもいくつかの作品にたびたび登場し、遠藤さんの分身であるようだ。それにしてもこんな名作が埋もれていたとは驚きである。ひょっとすると人は自分の心の中だけにしまっておきたかったのかもしれないし、気持ちにケリをつけてから世に出そうと思っていたのかもしれない。 芸術の追求のために家庭をかえりみなかった母親。勝呂少年はただただ母親の愛に飢えて

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  • 『アンクル・トムの小屋』ハリエット・ビーチャー・ストウ|人間に必要なのは信じる心 - 書に耽る猿たち

    『アンクル・トムの小屋』上下 ハリエット・ビーチャー・ストウ 土屋京子/訳 ★ 光文社[光文社古典新訳文庫] 2023.3.23読了 タイトルは有名だけど読んだことがある人は少ない小説、これがまさにそんな作品だと思う。勝手にアンクル・トムは少年だと決めつけていたし、著者が女性であるとも知らなかった。児童文学のジャンルにあるから勘違いしていたのかしら。そもそも「アンクル」というのは黒人の中年男性につける呼び名だそうで、だからアンクル・トムとは「トムおじさん」ということ。 このタイトルには実は「蔑まされた人々の暮らし」という副題がついている。トムを中心に据えてはいるが、トムだけではなく多くの人々の群像劇となっているのだ。『レ・ミゼラブル』がジャン・バルジャンだけの物語ではないように。そして当時のアメリカで「蔑まされた人々」とはつまり、奴隷制度の中で道具のように扱われた黒人奴隷たちのこと。著者の

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  • 虹になる言葉───詩集「光る砂漠」(矢沢宰)。 - 言葉と記憶の小径。

    高校の図書館で初めて「光る砂漠」(童心社)を手にした。21歳で夭逝した矢沢宰の詩集である。 2週間おきに借り換えをし、ほぼ3年間、自分の手元に置いた。どうして買おうとしなかったのか、思い出せない。 矢沢の作品を最初に紹介したのは、お茶の水女子大学教授(当時)の周郷博さんであった。1966年のことだ。 「日語で書かれた詩で、これほど私の心をとらえ、有無をいわせず、私を『変革』する力を発揮した詩は、万葉や実朝の歌、芭蕉の句のほかにあまり思いあたらない」 周郷さんとの出会いで矢沢の詩は文学作品として評価を得るようになり、全国に知られるようになっていった。 私自身は、やなせたかしさんが責任編集を務めた「詩とメルヘン vol.1-3」(1973.10月号 サンリオ出版)で矢沢の存在を知った。詩集が図書館にあったのは幸いであった。 同誌には「詩一篇かきあげて」と「五月の詩」の2編が収録されている。や

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  • 【初心者】ハイキングを始めたいっ!オススメの服装を教えます🌸 - 今、山に行きたいんです。

    ご無沙汰しております🙇 日は初心者向けにウェアのお話です!もちろん夏のアルプスにも使えるレイヤリングですよーっ⛰️ [目次] ハイキングの服装 ①スポーツブラ「ワコール」 ②アンダー(肌着)「ミレー」 ③半袖Tシャツ「モンベル」 ④ウインドブレーカー「マウンテンハードウェア」 ⑤ショーツ「アイスブレーカー」 ⑥パンツ「マウンテンハードウェア」 ⑦レインウェア「モンベル」 最後に ★★★山好きな方は、ぜひこちらもチェック★★★ ハイキングの服装 これからハイキングを初める方!そして、富士登山やアルプスでの山小屋泊、テント泊を目指したい方、どなたにでもオススメしたいウェア紹介です! ※今回のリンクは女性用メインとなっております ①スポーツブラ「ワコール」 やっぱりブラジャーは「ワコール」がオススメ! スポーツブラだと、吸水速乾性か高く、動いてもズレが少ない!また通気性もよくて、快適なつけご

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  • ありがたき不思議。 - 言葉と記憶の小径。

    ○日 去年1年の郵便物と、この10年間の名刺を整理する。郵便物はゴミ袋1つくらい。名刺は2枚の大きな紙封筒に分けて入れ、ガムテープで封をして捨てる。事業ごみなので、他のゴミと一緒に専門の業者に運び込まなければならない。 名刺の大掃除は4度目。以前は、1枚1枚目を通して捨てるものと残すものを選別していた。今回は数十枚だけを除いて、全て破棄。大半の人はメールのアドレス帳に保存されている。 大雑把だが2000枚弱。初対面の人だけで、年間平均200人に会ってきた計算になる。こんなに多くの方々のお世話になって、いまの自分がある。振り返ると不思議な気もするが、確かに、お一人おひとりと時間を過ごし、多くを学んできたのだった。整理の前に、記念写真。 〇日 午前、A教授と、ひょんなことから「おもて・うら」の話になる。物事には「おもて」と「うら」があって、顔は「面(おもて)」で、心は「うら」。「うら寂しい」の

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  • あさりと新じゃがの炊き込みごはん - ほんの少し

    春を味わうあさりと新じゃがの炊き込みご飯を作りました 北海道産のあさりと1カップのお酒を鍋に入れて蓋をして強火で蒸し煮します 殻が開きましたら、貝を取り出し、蒸し汁を濾して昆布だし、薄口醤油、塩と加え、じゃがいもと一緒に炊きます 炊き上がり5分前にあさりを入れて炊き、小さめの貝は殻から外して混ぜ込んでいます 仕上げにバターと三つ葉を足してサクッと合わせました あさりとじゃがいもの炊き込みご飯 あおさの鶏天 さぬきのめざめオリーブオイル焼き アボカドとマカロニの山葵マヨ和え あさりの旨み出汁で炊いたごはんが美味しい 瑞々しい新じゃがにもあさり出汁が染み、ほくほくした感はゆりねごはんのようです 塩水に浸けて干し網で一晩干した鰯 朝ごはん よい一日をお過ごし下さいね

    あさりと新じゃがの炊き込みごはん - ほんの少し
  • 10年もしくは14年。 - 言葉と記憶の小径。

    以前、EXILEのATSUSHIさんが お昼のテレビに出演したときのメモが残っている。 願いごとの話だった。 どうせ、何かを願うのなら、 他人のことであること いいことであること 10年以上(思い)続けること という条件をつけてみる。 いいお話だ。 きのう再読した曹洞宗の名僧、 関大徹の「えなんだらうな」(山手書房)のなかで 線を引いた箇所があった。 「徳」という文字。 ギョウニンベンに「十四」「心」と書く。 「こじつけかもしれないが…」と大徹和尚は語る。 一つの心をもって行えば、 いつか必ず得るものがある。 ただし「14年、それでだめならもう14年」。 つまりは、何ごとでも、 最低14年間というワンクールを過ぎないものは、 まだ半端な状態である。 「徳」を積むにしても そのくらいの長い時間の積み重ねがあって初めて、 物になるのだという。 いつか読んだヨーガのでも 「幸福を得るため

    10年もしくは14年。 - 言葉と記憶の小径。
    lila358
    lila358 2023/03/25
  • マコちゃんの眼 - 言葉と記憶の小径。

    私が生まれた貧相な鉄道官舎も、4歳のときに父が建てた小さな家も そこには2階というものがなく、 たとえ一部屋でも、2階のある家に住むのがずっと夢だった。 だから、祖父母と叔父一家、叔母のマコちゃんが 2階のある長屋に引っ越したのは、うれしい出来事だった。 小学3年生頃のことだ。 遊びに行くたび、階段を昇って2階という 未知なる場所に行けるのは 原っぱなんかで遊ぶことより、はるかに探検心を掻き立てられた。 自宅から距離にして4キロほどだったその長屋に、 父に連れられ、よく遊びに行った。 高学年になってからは、自転車に乗って、一人でも行けるようになった。 2階といっても2帖1間と3帖1間しかなく、 3帖を叔父の一家、もう片方をマコちゃんが使っていた。 叔母といっても、マコちゃんは 父のいちばん下の妹で、10歳しか離れていなかった。 マコちゃんの左眼は、義眼であった。 樺太生まれの父の一家は、終

    マコちゃんの眼 - 言葉と記憶の小径。
    lila358
    lila358 2023/03/18