中古トラック市場が揺れている。 大阪府で新古・中古車を販売するA社の担当者は、「数多くの運送事業者から問い合わせが来ており、新古車のトラックはほとんど在庫がない状態」と説明。「市場では価格が乱高下しており、1週間で200万円、300万円と変動している」とし、「価格帯が不安定で、買い取りや販売価格の提示ができず困惑している」と話す。 中古トラックの買い取り・販売を行う兵庫県のB社の担当者は、「今夏にオークション会場でウイング車の入札を見ていたところ、新車で1200万円程度の車両が、なんと1700万円で取り引きされていた」という。「買い取った業者をたどればディーラーだった。おそらく納車間近の車両がさまざまな問題で納車できなくなり、一時的な代用車両としてユーザーへリースするのではないか。期限までに納車できなかった場合の保証のために、価格が高騰していても、中古車・新古車問わず手あたり次第に入札して