野球の独立リーグ・BCリーグの新潟アルビレックスBCの高津臣吾選手兼任監督(43)の引退試合を兼ねたリーグ戦ホーム最終戦が22日、新潟県長岡市の悠久山野球場であった。高津投手は九回2死から登板。信濃グランセローズを10−6で降して有終の美を飾り、22年間の選手生活に幕を閉じた。背番号22は同球団初の永久欠番となる。 試合終了後の引退セレモニーでは終球式が行われ、プロ野球のヤクルト時代に共にプレーした古田敦也さん(47)が捕手を務めた。 高津投手は「全てを投げ出してしまいたい時もあった。いろんなものを犠牲に我慢し、今日を迎えた。今までやってきたことは間違いじゃなかったと確信した」と現役生活を振り返った。さらに「またここに帰ってきたい。来年も再来年もずっとマウンドに立ち続けたい。僕は本当に幸せな野球選手でした」と言葉を詰まらせながらあいさつした。 高津投手はプロ野球歴代2位の通算286セーブを
◇古代(こだい)インドで誕生(たんじょう) 競争(きょうそう)だけでなくそれぞれの駒(こま)に力(ちから)の差(さ) 日本(にっぽん)の将棋人口(しょうぎじんこう)(15〜79歳(さい)で年(ねん)に1回以上(かいいじょう)、将棋(しょうぎ)をした人(ひと))は1200万人(まんにん)。日本(にっぽん)で最(もっと)もポピュラーなゲームです。その歴史(れきし)は紀元前(きげんぜん)のインドにまで、さかのぼります。 古代(こだい)インドのゲーム「チャトランガ」。4人(にん)で対戦(たいせん)していましたが、その後2人(ごふたり)で対戦(たいせん)するようになりました ◇攻(せ)め取(と)った駒(こま)、自分(じぶん)のものに 将棋(しょうぎ)は、縦横各(たてよこかく)9列(れつ)の盤上(ばんじょう)に20枚(まい)ずつ駒(こま)を並(なら)べ、交互(こうご)に動(うご)かして相手(あいて)の
静岡県伊豆市の東府やで、18日から行われた第67期本因坊決定戦七番勝負の第7局(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)は19日午後8時4分、255手で挑戦者の井山裕太天元(23)が、本因坊道吾(どうわ)=山下敬吾九段(33)に白番7目半勝ち、4勝3敗で初の本因坊を獲得した。残り時間は道吾1分、井山3分。 今期は、江戸時代に本因坊が幕府から俸禄(ほうろく)を得て400年にあたる、節目のシリーズ。各局とも序盤から競り合う激戦を制したのは、道吾より1世代下で若手トップの井山だった。本因坊のタイトルが1939年に、世襲制から選手権制となって以来、17人目の本因坊となる。 23歳1カ月での就位は第26期、石田芳夫七段(当時)の22歳10カ月に次ぎ、史上2番目の若さ。天元、十段とあわせて3冠となった。 道吾は昨年秋、井山から名人を奪い、史上7人目の本因坊名人となっていた。本因坊3連覇を目指したが、及ば
特集:勝負の世界に生きて 将棋・森内俊之名人と元プロテニスプレーヤー・杉山愛さんが語る、厳しさと醍醐味 将棋とテニス。活躍の舞台は違っていても、勝負の世界で生きる人間の喜怒哀楽に隔たりはない。同じ横浜出身で、名人誕生400年の今年の名人戦を制した森内俊之名人(41)と、120年以上の歴史を持つウィンブルドン選手権のダブルスで03年に優勝した元プロテニスプレーヤー、杉山愛さん(37)に対局、試合の厳しさ、醍醐味(だいごみ)について語ってもらった。【司会・広田勝己毎日新聞社事業本部長、構成・北林靖彦、写真・松田嘉徳】 ◇無我の境地で強さを発揮−−将棋名人・森内俊之さん ◇誰よりもケアに自己投資−−元プロテニスプレーヤー・杉山愛さん −−お互いテニス、将棋の経験があると聞いています。 森内俊之名人 テニスは若いころ少しやっていましたが、最近は見るだけ。先日もウィンブルドン選手権をずっと見ていまし
将棋の羽生善治さん(41)が前人未到の大記録を達成した。棋聖を防衛し、タイトル通算が81期になったのだ。「史上最強」ともたたえられる故大山康晴十五世名人の獲得数を抜いて歴代1位になった。現在、将棋のタイトルは七つ。大山さんの全盛期より増えているが、その速い達成を考えれば、特筆すべき快挙だ。 スター性と強さを兼ね備えた羽生さんは、人々が棋士に対して抱くイメージを塗り替えた。そのことによって日本の将棋文化を変質させたといってもいいだろう。 従来は、棋士といえば勝負師や孤高の人といった固定観念があった。無頼派を思い浮かべる人もいたかもしれない。羽生さんはそういった印象をぬぐい去って、知的でさわやかな頭脳のゲームとしてファンを拡大したのではないだろうか。それは子供や女性にも広く受け入れられるものだったからだ。 青野照市九段(59)は、1980年代に島朗九段(49)らの世代あたりから、将棋界の雰囲気
米カーアクションドラマ「ナイトライダー」シリーズのスペシャルカー「ナイト3000」(通称キット)が3日、東京・夢の島のマリーナで行われた最新作「ナイトライダー ネクスト」のDVD&Blu-ray発売記念イベントで日本初登場した。主人公マイク・トレーサーのパートナーの人工知能を搭載し、言葉を話すことができるキットは、「日本のみなさん、こんにちは」とあいさつ。初来日の感想を聞かれると「自立鉄塔世界第一位の東京スカイツリーに行きたい」と語り、「Blu-rayボックスを2万6417枚積み重ねたら、(東京スカイツリーの)高さ643メートルを越えますね。ですから売上目標としては、2万6417枚をおすすめします!」と宣言していた。 「ナイトライダー ネクスト」は、82〜86年にテレビシリーズとして全米で放送され、車のトランスフォーム(変形)の先駆けとして日本でも人気を博したカー・アクション「ナイトライダ
<NEWS NAVIGATOR> ◇判別しにくい素材多く 視聴するだけなら処罰なし なるほドリ インターネット上には、音楽やアニメ、映画などいろんな動画(どうが)、画像(がぞう)がたくさんあるけれど、どれが違法(いほう)か見分けられるの? 記者 日本レコード協会は「正規(せいき)に配信する音楽を提供(ていきょう)するサイトには『Lマーク』(Legal=適法の意味)と呼ばれるものを表示して識別(しきべつ)できるようにする」と説明します。でも、判別しにくい素材(そざい)もたくさんありますね。 Q 修正案(しゅうせいあん)が成立して施行された後、疑わしいサイトから違法なものかもしれない音楽や画像をダウンロードした場合、処罰(しょばつ)される恐れはあるの? A 修正案は、違法なものだと「知りながら」ダウンロードした場合を処罰対象にしています。でも、知っていたかどうかの明確な線引きは難しそうです。
太陽、金星、地球が一直線に並ぶことで起きる「金星の太陽面通過」と呼ばれる現象が6日、日本全国で起きた。太陽の直径の約30分の1の大きさの黒い点となった金星は、午前7時10分ごろ太陽の前を移動し始め、全体が太陽面に入った瞬間、滴のように見える「ブラックドロップ」という現象が観測された。通過は午後1時50分ごろに終わった。 5月21日の金環日食に続き各地の天文台や科学館で観察会が開かれたが、関東地方は台風3号の影響で雨雲が広がり観察は難しかった。西日本では広い地域で観測できた。 金星は、太陽の左から入り、まっすぐ右に抜ける。だが地球の自転に伴う太陽の傾きの変化を考慮せずに地上から観察していると、金星が山なりに移動していくように見える。 金星は地球の内側を公転している。金星の軌道は地球の軌道から見ると、斜めに傾いており、太陽、金星、地球が直線上に並ぶのは、およそ243年に4回。105.5年、8年
手前から奥にかけて広がる突風被害を受けた住宅など=茨城県つくば市北条で2012年5月6日午後2時45分、本社ヘリから 茨城県つくば市で5月6日に大きな被害をもたらした竜巻の風速が、局所的に秒速100メートルを超え、国内最強規模に達していたとみられることが田村幸雄・東京工芸大教授(耐風工学)の調査で分かった。気象庁は竜巻の強さを表す藤田(F)スケールを「F2」(風速50〜69メートル)としているが、田村教授は「F3」(同70〜92メートル)だった可能性もあるとしている。 田村教授は、同市北条の2階建て木造住宅がコンクリートの基礎部分ごと転倒したことに着目。重さ50〜60トンの住宅が転倒するには秒速108〜120メートルの風速が必要と想定し、模型を使った実験でその結果を確かめた。 気象庁は今後、田村教授の調査結果などを踏まえてFスケールの見直しを検討する。これまで国内で観測されたF3は、06年
東京スカイツリー(東京都墨田区、634メートル)は28日、強風のため天望デッキ(350メートル)と天望回廊(450メートル)を結ぶエレベーターの運転を午後2時20分ごろから一時見合わせた。 約40分後に天望回廊から天望デッキへ下るエレベーターの運転を再開、午後3時半ごろには上りの運転も再開した。 東京スカイツリータウン開業広報事務局によると、当時は480メートル地点で風速20メートルを観測、回廊には入場客483人がいたという。展望台のエレベーター停止は、22日の開業以来2回目。(共同)
気象庁は28日午前、「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」を出し、西日本、東日本と東北地方の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となるとして、雷を伴った激しい雨、落雷、竜巻などの激しい突風や降ひょうに注意を呼びかけた。 28日は、日本の上空約5500メートルに、氷点下18度以下の強い寒気が流れ込む見込み。このため、大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達するという。東北から西日本にかけて広い範囲で、落雷、竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要だ。同庁では、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなどの安全確保を呼びかけている。 また、関東甲信地方と東北地方では、1時間30ミリ以上の激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る所もあるという。29日も日本の上空には強い寒気が流れ込み、引き続き東日本と東北地方を中心に大気の状態が不安定となると
次期衆院選の台風の目では、と言われる大阪市の橋下徹市長。会見やテレビ番組での討論はもちろん、ツイッターでの発言が注目されている。歯切れがよく、わかりやすいのが持ち味だが、激しい個人攻撃も繰り返す。ツイッターからその人物像を読み解いてみた。【江畑佳明】 ◇「負けたくない」後で反論 ◇「バカ」「おばはん」「頓珍漢」 ライブ感にフォロワー73万 橋下市長といえば、つい先日、記者の囲み取材の最中に、公立学校での君が代斉唱に関する質問をした民放テレビ局女性記者と大激論、その模様がインターネットで流され、話題を呼んだばかり。その後、ツイッターで橋下市長はこう述べた。 《この記者は、社会人としてのマナーが全くない。取材することを特権だと勘違いしているようだ。まずは人間対人間のマナーを勉強しろ》(5月8日) 《最後の締めには「この辺にしておきましょう。」一体あんたは何様なんだとブチ切れました》(同13日)
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