政府の革新的エネルギー・環境戦略で、高速増殖炉の実用化を断念し、「もんじゅ」(福井県敦賀市)の役割を「廃棄物の減容、有害度の低減などを目指した研究を行う」に切り替えることが決定された。 文部科学省は「原子炉の設計変更などは生じないが、新たな燃料製造研究は必要」(同省幹部)としており、新たな研究計画に伴う追加負担が焦点となりそうだ。 通常の原発(軽水炉)では、核分裂で発生する中性子が水で減速されるが、もんじゅでは減速されない。新たな研究では、この「高速炉」の特性を生かし、使用済み核燃料に含まれる長寿命で毒性の高い放射性物質などに、高速の中性子を照射。高レベル放射性廃棄物の量を減らす技術の開発を目指す。
「精液を飲むと体に良い」はあながちデタラメじゃない? 健康に効く成分がいっぱい2012.07.21 21:00418,079 福田ミホ 精液に相談、か? 男性の精液は、まさに生命の水と言えます。十分な精液があれば遺伝子コードを何世代も受け継ぐことができ、人類全体としてほぼ永遠に近い生命をつなぐことができるのです。でも、それだけじゃありません。精液は複雑なもので、進化の歴史、そして健康に役立つ成分が詰まっています。単なる精子の集まりではないのです。 どんな風に作られるの? 昔々、18世紀の医師たちは、精液は血液を濃縮したものだと信じていました。当時の高名な医師のサミュエル・オーギュスト・ティソは「精子を1オンス(約30ml)失うと、40オンス(約1.2l)の血液を失うよりもダメージが大きい」と言ってすらいました。(そりゃまあたしかに疲れるんでしょうけど...) 幸いそれは間違いでしたが、精液
私にはささやかな夢がある。これらの夢があるからこそ、77連敗してでも独立したいというモチベーションが支えられたといっても過言ではない。 1. 論文の Acknowledgments で遊ぶ 学術論文の中で唯一、何を書いても Refereeに文句を言われないのが Acknowledgments いわゆる謝辞のセクション。以前、misssy さんが nature genetics の論文の Acknowledgments に奥様と飼い猫の名前を入れていたのを見て、いつか私も!と心に誓った。 残念ながら、我が家には妻はいるが猫はいないので、入れるとしても家族の名前くらい。可愛いものである。G は入れない。 *言わずもがなではあるが、「残念ながら」は「猫はいない」にかかる。 2. 学術雑誌の表紙をお洒落なイラストで飾る ここはさすがにやりたい放題という訳にはいかないが、それでも意味のあるものでさえ
クズコン新書です。 さおだけではなく、という行間も読み取っていただけると幸いです。 さて、この問題については、今まで本格的な研究が成されたという報告は入っておりません。 睾丸周辺の皮は、人体で最も厚いと言われております。 睾丸じたいは、体内に収まると体温によって温度が上がってしまうため、神の手によって体外にノマドスペースを確保しているわけですが、ここまで「特別待遇」を受けている器官もありません。 脳よりも心臓よりも、大切な何かという定義が進化の過程によって浮き彫りになっております。まさに、神に祝福されし器官と言えるでしょう。 でも、ちょっと待ってください。 それにしては、場所があまりにも無防備ではないでしょうか。 二足歩行の人間にとっては、硬いベンチに座ると、前体重がそこにかかります。 また、四足歩行の犬などにとっても、外敵から実に見えやすいところに配置されています。これはミサイル基地とし
「光より速いニュートリノを観測した」との実験結果を発表した国際研究グループOPERA(オペラ)の代表ら2人が辞任したことが分かった。2日付英科学誌ネイチャーのウェブサイトが伝えた。 同グループは昨年9月に超光速ニュートリノの観測を発表したが、発表直後から反論が続出。ネイチャーの報道によると、研究グループで内紛が数カ月続き、3月末に2人の不信任投票が行われた。不信任票は代表などを辞めさせるのに必要な3分の2には達しなかったものの半数を超え、2人は自発的に辞任した。 グループは2月、実験に使った時計とケーブルについて、実験結果に影響する可能性がある「問題」があったと認めていた。
科学的に証明! 果物や野菜よりもポップコーンの方が健康的!2012.04.03 22:009,362 そうこ うそー。やったじゃん。 ポップコーンはあと引く美味しさ。バターたっぷりもいいし、キャラメル味もいい。食べ過ぎると自己嫌悪に陥りますが、これからはもうそんなことありません。だってポップコーンって健康食らしいですから。科学者の先生達がそうおっしゃてますから! 米国はペンシルベニア州にあるScranton大学で行われた研究で、ポップコーンには果物よりも野菜よりも抗酸化剤が含まれていることがわかりました。さらには食物繊維もたっぷり。研究員の1人ジョー・ビンソン(Joe Vinson)氏曰く「栄養たっぷりのゴールドフード」なんだそうです。 研究では、ポップコーン1人分には300mgのポリフェノールが含まれています。(果物や野菜には、平均で約200-250mg程度。) 未加工全粒穀物100%の
当時は「今後いくら技術が進んでも原理的に不可能」と失笑を買ったブレードランナーのアレがうっかり実現しかねない今日このごろ、MITメディアラボの研究者らが「角を曲がった先」を写せるカメラを発表しました。公開された動画では、上写真のように壁で遮られて視線が通っていない場所にある人形を、3Dの像として認識する様子が示されています。実際の動画は続きをどうぞ。 視線が遮られた先を撮影できる仕組みは、カメラの側からごく短い間隔のレーザー光(フェムト秒レーザー)を発して、壁などで反射して帰ってきた光を分解能2ピコ秒の超高速センサーで撮影すること。3Dデータを得る仕組みは Time of Flight 式ですが、レーパーパルスの角度を変えつつ、反射して戻ってきた光から複雑な3D像を再現できるアルゴリズムの開発に成功したことが成果のひとつです。 論文はジャーナル Nature Communications
米国は、「神の杖」を含む多種の宇宙兵器の研究・開発を始めている。宇宙プラットホームに小型推進ロケットを装着した直径30センチ、長さ6.1メートル、重さ100キロのタングステン、チタン或いはウランの金属棒を搭載するという計画で、衛星の誘導で地球上のすべてのターゲットを攻撃することができる。 金属棒が地上から1000キロ離れた宇宙から急降下する際のスピードは時速1万1587キロに達し、ターゲットにぶつかる際の力は原子力兵器にも引けを取らない。この新型兵器は反応が速く、命中率が高く、防御不可能なもので、宇宙から打ち上げられた後、大型建物群や地下数百メートルにあるターゲットを破壊できる。しかも、電磁波を放出しないという。 「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月29日
平 成 2 4 年 2 月 2 7 日 公立大学法人首都大学東京 首都大学東京大学院理工学研究科 准教授 多々良源と日本学術振興会特別研究員 竹内祥人は、 N 極または S 極だけをもつ磁石(磁気モノポール)を、普通の磁石と白金を組み合わせた簡単な構 造で作ることができることを理論的に示しました。 モノポールを磁石と白金の接合という簡単な構造で作ることができれば、 情報機器中で N 極だけ をもつ磁石を作ることが可能になり、資源の埋蔵に問題のあるレアアース金属を利用せずに高密度 デバイスを作成できる可能性があります。またモノポールを操作し流れを作れば、磁場と電場を対 等に操作することができるようになり、これまでの動作原理を超えた新しい情報伝達や情報記録が 可能になると期待されます。 自然界の磁石はすべて N 極と S 極からできており、それらを分離して N 極または S 極だけからな るモ
2012年2月4日 The Economist 雪崩は、たった一粒の小石によって引き起こされることもある。 1月21日、ケンブリッジ大学の数学者 Timothy Gowers が、 長年に渡ってエルゼビア社の論文誌をボイコットしている理由について、ブログに書いた。 オランダに本社を置く同社は、一流誌 Cell や Lancet をはじめとする定期刊行誌を2000誌所有している。 ノーベル賞の数学版とされるフィールズ賞を受賞した Gowers 博士は、この状況を望ましくないと考え、 今回のブログ記事が他の学者もボイコットに参加するきっかけになれば、と望んでいた。 実際、それが起こった。 Gowers のブログに感化されて、数学者 Tyler Neylon がオンライン署名サイトを設置し、 そのサイトを通じて研究者2700人以上(訳注:日本語訳執筆時点では5300人以上)が署名し、 自分の研究
(CNN) 皮膚がんの治療薬をアルツハイマー病のマウスに投与したところ、症状が急激に改善した。アルツハイマー病を研究する米国の科学者らが偶然これを発見した。 米ケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究者らが、皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)と呼ばれる皮膚がんの治療薬ベキサロテンをアルツハイマー病のマウスに大量に投与したところ、72時間以内にマウスの記憶力が劇的に改善し、さらにマウスの脳からアルツハイマー病の顕著な特徴であるアミロイド斑が50%以上除去されていた。 アルツハイマー病のマウス(および人)の脳にはアミロイドベータと呼ばれる物質が大量に蓄積されるが、アルツハイマー病のマウスにベキサロテンを投与したところ、このアミロイドベータの値が低下し、逆にアミロイドベータの分解を助けるアポリポタンパクEの値が上昇した。 研究員らは、アルツハイマー病のマウスにベキサロテンを投与し、投与前と投与後の記
印刷 学術雑誌に論文を投稿する際、その雑誌に過去に掲載された論文を「引用リストに加えるように」と編集者から圧力を受けた――。こんな経験を相当数の米研究者がしていたとする調査を米アラバマ大のチームがまとめた。学術誌の影響力の目安に使われる論文引用回数の水増しを示唆する結果。米科学誌サイエンスに発表した。 チームは、経済学や経営学、社会学など米国の人文・社会科学系8分野の研究者約5万5千人に電子メールで調査票を送り、約6700人から回答を得た。 このうち、約1300人が過去5年以内に引用の強要があったと答え、教授クラスより准教授や助教らに多かった。マーケティングや経営学、財政学など実学系の雑誌で目立ち、社会学や心理学は少なかった。学術雑誌は、掲載した論文が他の論文に多く引用されるほど影響力がある有力な雑誌と評価される。 購読されている方は、続きをご覧いただけます
物事の調べ方にはいろいろあるが、新しいトピックだと、なかなか適当な文献が見当たらないことも多い。 先日も書いたが、本に載っているのは「最新」の情報ではない。書いたものが本になるまでには、かなりの時間がかかるのだ。 さて、研究は「早い者勝ち」の世界だから、誰も手をつけてないことか、まだあまり手がつけられていないことをやることになる。そのため取り扱うトピックはよりマイナーになっていく。 どマイナーなトピックなど、書いても売れないから、書店で買える書籍にはならない。では、それはどこにあるか? 答:博士論文にある。 新しく、いっぱしの研究者になろうとする者が書く博士論文。 新参者が、すでに分厚い先行研究がある(その業界では)メジャーなトピックにチャレンジしようというのは、これまでの蓄積をひっくり返せる何年に一度出るか出ないかという実力者か、単なる勘違い野郎である。 もっと慎ましやかな庶民研究者は、
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