「ブルースの王様」と呼ばれた米国を代表するブルースギタリストで歌手のB・B・キング氏が亡くなったことが15日、分かった。89歳。米メディアなどが報じた。20年以上患っていた糖尿病による脱水症のため4月上旬に緊急入院。今月2日、米ラスベガスにある自宅でホスピスケアを受けると発表していた。 昨年10月、ツアー中に体調を崩し、脱水症と診断。残る公演を中止していた。 1925年、ミシシッピ州生まれ。50年代から現在まで第一線で活躍してきたブルース界の巨人。87年、ロックの殿堂入りを果たす。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」で2003年3位、11年(改訂版)6位。 1969年に「Thrill Is Gone」のリメークを発表し、翌年にグラミー賞を受賞するなど、ヒット曲は数知れず。「ザ・ビートルズ」ら多くのミュージシャンに影響を与えた。