埼玉県羽生市名(みょう)の屋敷裏遺跡から発掘された鉄製品が国内最古とみられる平安時代の「金属口琴(こうきん)」と判明した。楽器の一種で、1991年にさいたま市大宮区の氷川神社東遺跡から同時代10世紀前半の2例が出土したが、今回はさらに数十年古いとみられる。これまではいずれも同神社周辺で出土しており「神事で使われたのではないか」と推測されていたが、今回の発見場所は利根川沿いにある「ムラ」の跡。専門家は「誰が何のために使っていたのか」と話し、古代の謎が深まっている。 【動画で見る】口琴、平安時代も「びよよーん」 口琴は薄い栓抜きのようなものを口にくわえ指ではじいたりひもで引っ張ったりして振動させて、口内で共鳴させる楽器。鉄製や竹製などがあり、シベリアや東南アジア、欧州など世界各地に広まり現代でも国内外にある。「びよよーん」という音色でアニメ「ど根性ガエル」の効果音としても使われた。 今回、
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