自民党の山田宏参院議員、長尾敬衆院議員ら有志が24日、憲法に自衛隊の根拠規定を明記する改正についての意見交換会を国会内で開いた。 憲法9条1、2項を維持し、「前2項の規定は、自衛権の発動を妨げない」などとする3項を新設する案を検討し、党憲法改正推進本部の全体会合で提案することで一致した。会合には議員約10人が参加した。 自衛隊に関する改憲を巡り、党内では戦力不保持を定めた9条2項を維持する案と、2項を削除する案の両論があり、2項維持案が有力だ。有志議員会合の呼びかけ人の一人でもある青山繁晴参院議員は会合後、憲法には「自衛権」と書くべきだと記者団に強調した上で、「『自衛隊』という固有名詞を憲法に書けば、憲法に定めがない防衛省が下位となる」と指摘した。
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