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  • 「外国では…」 とにかく気持ちいい“出羽守説法”の万能感│NEWSポストセブン

    海外や他業界などをあげ、「○○では」と何かにつけて他者の例を引き合いに出して語る人のことを「出羽守(でわのかみ)」と呼ぶ。もちろん皮肉を込めた言い方だが、出羽守と揶揄され続けても、そういった発言を繰り返す人がSNSでは後を絶たない。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、出羽守と呼ばれようがやめられない“出羽守説法”の魅力について、考察した。 * * * 日共産党の前衆議院議員・池内さおり氏が、『フランスに行った時、女の裸や「媚びた」写真が公共空間に存在しないことに私は驚き、安全さを感じた』とツイートし、日のコンビニに雑誌の「成人コーナー」が存在することを批判した。それに対し、フランスのキオスクに成人雑誌が堂々と売られていることや、胸も露わにした女性の裸が写った広告の写真を彼女に向けて提示し、フランスにも女の裸や「媚びた」写真が公共空間に存在しているとの反論が寄せられた。 こうした「○○

    「外国では…」 とにかく気持ちいい“出羽守説法”の万能感│NEWSポストセブン
  • 【お知らせ】『小学館の図鑑NEO きのこ』誤記載に関して

    平素は弊社刊行物をご愛顧いただき誠にありがとうございます。 このたび、年6月23日に発売致しました『小学館の図鑑NEO きのこ』の「キシメジのなかま(1)」の項目で紹介したきのこの中に、実際にはべてはいけない種であるにもかかわらず、誤って「用」と記述している説明文があることがわかりました。 (詳細は以下、リンク先にてお読みください) ■『小学館の図鑑NEO きのこ』 誤記載に関するお詫びとお願い https://www.shogakukan.co.jp/pr/neo/kinoko/

    【お知らせ】『小学館の図鑑NEO きのこ』誤記載に関して
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2017/11/13
    “『小学館の図鑑NEO きのこ』の「キシメジのなかま(1)」の項目で紹介したきのこの中に、実際には食べてはいけない種であるにもかかわらず、誤って「食用」と記述している説明文があることがわかりました。”
  • 小泉進次郎氏 首相の座を意識し官僚集めた勉強会立ち上げる

    安倍晋三首相は類い希な強運の持ち主かもしれない。政権が窮地に陥っても、政敵がバタバタと自滅していく。 11月1日の特別国会で吉田茂首相以来となる4回目の首班指名を受けた後、首相は第4次内閣を発足させる。国会を見渡すと散り散りになった野党にはもはや政権を倒す力は残っていない。 来年の自民党総裁選で3選すれば総裁任期は東京五輪後の2021年9月までとなり、大叔父の佐藤栄作首相を超える戦後最長の超長期政権が完全に視野に入ってきた。戦後のサンフランシスコ講和条約を締結した吉田首相と沖縄返還を成し遂げた佐藤首相、2人の大宰相の在任記録を抜くといわれても、国民の熱狂的歓迎は起きそうにない。 そうした中、霞が関の若手官僚たちが1人の若手政治家を“促成栽培”している。総選挙で安倍首相以上の動員力を見せつけ、「自民党の新しい顔」となった小泉進次郎・筆頭副幹事長だ。進次郎氏を囲む勉強会ではとくにこの数か月、熱

    小泉進次郎氏 首相の座を意識し官僚集めた勉強会立ち上げる
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2017/10/31
    “経済が停滞する時代にはどんなメッセージが共感を得るのか?” 「どんな対策が必要なのか?」じゃないところが小泉進次郎の政治家としての性質を表している。
  • ベトナムの韓国大使館前に「ライダイハン母子像」建立計画

    誰もが加害者にもなり、被害者にもなり得る、それが戦争だ。その二面性に、あらゆる国家が苦しんできた。その質に目を背け、ただ被害者だけを装い続ける隣国の矛盾が、ついに露呈した。 「最終的かつ不可逆的な解決」を謳った慰安婦問題の日韓合意を「国民の大多数が受け入れられない」と蒸し返す韓国の文在寅・大統領。その文氏を巨大な“ブーメラン”が襲った。 この9月12日、イギリスの市民活動家、ピーター・キャロル氏の呼びかけで、ロンドンで民間団体「ライダイハンのための正義」が設立されたのだ。 「ライ」はベトナム語で「混血」、「ダイハン」は「韓国」を意味する。韓国はベトナム戦争(1960~75年)当時、アメリカを支援して延べ34万人の兵士を送り込んだ。だが、彼らは現地で多くの強姦事件や民間人虐殺を繰り広げた。ライダイハンとは、韓国兵による強姦などによって生まれた子供たちのことであり、ベトナム戦争終結後、ほとん

    ベトナムの韓国大使館前に「ライダイハン母子像」建立計画
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2017/09/28
    他人事ながらこんなことはするべきではない。ただでさえ過去の負の遺産を背負わされてるのにそれを増幅するようなことをしても得るものは何もない。
  • 総理のお友達が書いた「加計言い逃れカンペ」の出来の悪さ

    これでは、国民の疑惑を晴らすことができるはずがない。安倍晋三首相は7月24~25日に行なわれた加計学園問題の閉会中審査に万全の体制を敷いて臨んだはずだったが、政府側の答弁は「加計ありきではない」という自己正当化に終始するのみだった。 致命的だったのは2年前に提案された加計学園の獣医学部の申請を「今年1月20日まで知らなかった」という安倍首相の説明だ。官僚出身の自民党中堅議員が語る。 「仮に、加計氏人の口から聞いていないとしても、国家戦略特区を認可するのは総理の権限なのだから、事務方から耳打ちされていたはず。そうでなければ役人の職務怠慢になる。あの答弁ひとつで疑惑を払拭するどころか、逆に不信感を強める結果になった」 なぜ、「真摯に説明」するはずだった国会答弁が逆効果になったのか。安倍首相は閉会中審査の前日、「私邸に秘書官らを集めて答弁の予行演習をした」(政治部記者)とされる。 誌・週刊ポ

    総理のお友達が書いた「加計言い逃れカンペ」の出来の悪さ
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2017/08/01
    流行りの政権批判を無料で公開してるのにろくに読んでもらえないかわいそうな週刊誌があると聞いて
  • 靖国神社元No.3が「A級戦犯合祀手続きは間違いだった」と告白

    終戦記念日を前に、また靖国神社をめぐって国内外が騒がしくなる季節がやってきた。しかし、例年とは様相が違う。これまで沈黙を貫いてきた靖国神社の内部から声を上げる人物が現われたのだ。2006年から今年6月まで靖国神社に勤め、宮司、権宮司に次ぐ禰宜(ねぎ)という幹部職にあった宮澤佳廣氏がこのほど『靖国神社が消える日』を上梓した。宮澤氏は執筆の動機をこう語る。 「私は靖国神社に11年間、その前は神社庁に21年間おり、内外で靖国問題に関わってきました。そこで、国のために戦って亡くなった人たちを祭神として祀る靖国神社の特別な公共性を考えた場合、今のように民間の宗教法人のままであれば、靖国神社は内部から崩壊してしまうのではないかという危機感を抱いたのです。 事実、靖国神社が宗教法人であれば、トップである宮司と少数の責任役員の判断で九段の土地を切り売りすることだってできてしまう。それを防ぐためには、靖国

    靖国神社元No.3が「A級戦犯合祀手続きは間違いだった」と告白
  • 知的障害者をめぐる小事件から国民の権利の根拠を考察

    日々のニュースで小さく報じられる事件には、大きな問題の一端がのぞいていることがある。地方選挙で起きた知的障害者をめぐる小事件から、評論家の呉智英氏が、国民の権利の根拠について考えた。 * * * 地方の首長選挙でちょっとした小事件が起きた。地方選で、しかも小事件。しかし、私にはこれはきわめて大きな問題の露頭のように思える。 6月11日付朝日新聞は「知的障害の男性投票できず」「選管、不備認め謝罪」と見出しして、次のように報じている。 4月23日、岐阜県各務原市の市長選挙があった。その二日前「重度の知的障害のある男性」が母親に伴われて期日前投票所を訪れ、「代理投票を申し出た」が投票できなかった。「男性の入場券の裏面の『宣誓書』が未記入だったため、受付の男性職員が口頭で人確認を求めた。母親は『人は生年月日、住所が言えない』と伝えたが、再び口頭での確認を求められた」「職員は、人確認できる療育

    知的障害者をめぐる小事件から国民の権利の根拠を考察
  • 平和を守り戦争を防ぐために軍事研究は万人に開かれるべき

    ゼロ戦が復刻され、イベント飛行でその機体が披露された。このことに対して、「戦争賛美でけしからん」と批判する人がいる。果たして、こういった軍事関連から目を背けるべき、という批判は平和を守り戦争を防ぐことへとつながるのか? 評論家の呉智英氏が、平和を守るための軍事研究はどのようにあるべきかについて論じる。 * * * 信頼するに足る日近現代史家、保阪正康が「ちくま」六月号にこんなことを書いている。 「昭和という歴史を解明するには、『軍事』に一定の知識を持たなければ不明なことがあまりにも多いことに気づいた」「軍事については自分自身で学ぶことこそ重要だとも気づいた」 私は歴史家ではないが、学生時代にやはり最小限の軍事知識は必要だと気づいた。手始めに岩波新書の高木惣吉『太平洋海戦史』と林三郎『太平洋戦争陸戦概史』を読んだのもその頃のことだ。以後気になる軍事・戦史・兵器のを手に取るようにしてきた。

    平和を守り戦争を防ぐために軍事研究は万人に開かれるべき
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2017/06/15
    “平和を守り戦争を防ぐためにこそ軍事研究は万人に開かれなければならない。/警戒すべきは、軍事知識・軍事技術の機密化である。それを自ら進んで後推ししていることになる。”
  • 安倍政権の支持率が超安定の理由、小泉政権とは大違い

    まさに世間の「空気」を味方につけたかのような安倍晋三・首相の一強支配の現状をみるに思い起こされるのが故・山七平氏が1977年に刊行した著書『「空気」の研究』だ。山氏はそこでこう書いている。 〈「空気」とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である。一種の「超能力」かも知れない〉 いまや、安倍首相は「空気という妖怪」を手なずけているらしい。「空気」を支配した安倍政権の再登板後の支持率は過去のどの政権とも違う奇妙な推移を辿っている。 支持率が急降下した第1次政権の時と違って、閣僚辞任が相次いでも、首相のスキャンダルが出ても、発足時の50%水準から数%上下するだけで超安定しているのだ。政治ジャーナリスト・藤順一氏は、政治テーマの「分散」と有権者の「分断」戦略を挙げる。 「安倍首相は外交では対中強硬姿勢と対ロ交渉、経済はアベノミクス、さらに憲法改正など多くのテーマを同時並行で進めるから、1つの政

    安倍政権の支持率が超安定の理由、小泉政権とは大違い
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2017/06/10
    完全に的外れ。空気で世論を動かそうとして失敗してるのがサヨクメディア。
  • 橋爪功の長男逮捕に呉智英氏「成人した子は明確に別人格」

    「子供の不祥事で親が責任取らなきゃいけないのかって。子供じゃなくて、30(才)だよ? 大の大人だよ?」 俳優・橋爪功(75才)の長男の橋爪遼容疑者(30才)が、6月2日に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。事件を報じた『新・情報7DAYS ニュースキャスター』(TBS系)でビートたけし(70才)はそう吠えた。 遼容疑者は父親に憧れて2004年に俳優デビュー。しかし、橋爪は決して「親の七光」を許さなかったという。 「『芸能界に入ったら、親子であることは一切関係ない』と話していた。『自分の息子だからよろしく』と、周りのテレビ局関係者らに言っていたことはまったくありませんでした」(芸能関係者) 遼容疑者も自分でキャリアを積み、話題のドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)に介護士役として出演していた矢先の逮捕劇だった。 昨年の8月、高畑淳子(62才)は長男・裕太(23才)が強姦致傷容疑で

    橋爪功の長男逮捕に呉智英氏「成人した子は明確に別人格」
  • 危険なエスカレーター歩行 先駆的提唱者は本多勝一氏だった

    エスカレーターに乗るとき、右と左、どちら側に立つのか。地域性などとともによく取り上げられるテーマだが、メーカー側は片側に寄って立つことと歩くことは危険だと訴え続けている。しかし、片側あけと歩行がマナーであるかのように振る舞う人も少なくない。評論家の呉智英氏が、多数派となった片側あけと歩行の危険性について、検証を訴える。 * * * 産経新聞5月17日付の「談話室」(投書欄)に載った大阪在住の79歳の元会社員の投書に共感した。政治だの経済だのといった大きなテーマを“庶民の視点”で語る投書にろくなものはないのだが、この投書者の“小さな”体験と提言は重要である。 投書者は「地下鉄の駅に降りる長いエスカレーターに乗っていると、突然後ろから」中年男性に声を掛けられた。「左側に立っていると、追い越しの邪魔なんです」という。投書者は「声を荒らげて」反論した。彼は、エスカレーターに乗った老婦人が片側を駆け

    危険なエスカレーター歩行 先駆的提唱者は本多勝一氏だった
  • 世にも奇妙な朝日新聞の「訂正・おわび」記事たち

    〈当社は、読者の信頼を取り戻すための第一歩として、訂正記事の書き方を変えます〉〈必要に応じて間違えた理由などを丁寧に説明します〉──2014年12月9日、朝日新聞は朝刊紙面でそう宣言した。 2014年といえば、「慰安婦」、「吉田調書」の記事取り消しや訂正、謝罪に追われた年である。翌2015年4月からは「訂正・おわび」を社会面に集約。2段抜きの見出しで掲載するようになった。そうした取り組みの“成果”として、訂正・おわびの件数が月平均27件と、以前の倍以上に増えた(2014年10月から2015年6月まで)。 現在も数多くの訂正記事が出ている。〈「間違った記事は速やかに訂正する」姿勢を社内で徹底した結果〉(同紙2015年8月22日付朝刊より)だと朝日は言う。しかし、「羹に懲りて膾を吹く」ような訂正も少なくない。それらの訂正記事を作家・比較文学者の小谷野敦氏が分析する。 * * * かつて、『日

    世にも奇妙な朝日新聞の「訂正・おわび」記事たち
  • 「保守派」とオカルトや偽史との奇妙な親和的関係│NEWSポストセブン

    近頃、保守派の論客と紹介されることがある評論家の呉智英氏だが、実は保守派と呼ばれるのを好まない。それというのも、オカルトや偽史に対して、保守派の人たちが親和的でありすぎるからだという。江戸時代からみられる具体的な実例をあげながら、保守とオカルトとの奇妙な親しさについて、呉氏が解説する。 * * * 最近「保守」がトレンディらしい。私も筆者紹介などで保守派の論客と書かれることがある。どうもお世辞のつもりらしい。他人が何と評そうと勝手ではあるが、私自身で保守派と称したことはない。私は自分の思想を「極左封建主義」と言っている。極左と封建主義がつながらないと思うのは思想史を知らない人の話で、王龍渓や李卓吾などは陽明学左派と呼ばれるし、禅学左派という名称もある(荒木見悟『仏教と儒教』など)。まあ私の場合は、極左冒険主義をもじった言葉であるのだけれど。 私が保守派と呼ばれるのを好まないのは、この人たち

    「保守派」とオカルトや偽史との奇妙な親和的関係│NEWSポストセブン
  • 呉智英氏 韓国を「南朝鮮」と呼ぶ人に反応

    その国をどう呼ぶのかは、時代とともに移り変わる。以前は普通に呼ばれていた名前が、差別だと禁じられることもあった。北朝鮮韓国をどう呼ぶのかの移り変わりについて、評論家の呉智英氏が考察する。 * * * 先日東京の新橋駅を降りると、右翼が街頭演説をやっていた。内容は例の調子だったが、一つだけ、おっ、面白い、と思った。まだ勢いがあった頃の日共産党が使っていた言葉が使われていたのだ。右翼活動家はしきりに、南朝鮮、南朝鮮、と言っている。 共産党は二十世紀末まで「韓国」という名称は使わず、必ず「南朝鮮」と呼んでいた。朝鮮半島の正統な国家は北朝鮮であり、南朝鮮にあるのは米軍に後押しされた傀儡国家だ、というわけである。どうしても韓国という言葉を使わなければならない時は、かっこをつけて「韓」国と呼んだ。例えば、日「韓」条約反対などと。 米軍基地反対運動などで長く歌われてきた反戦歌に『この勝利ひびけとどろ

    呉智英氏 韓国を「南朝鮮」と呼ぶ人に反応
  • 【書評】「全共闘世代」の言い方は時代の代表を表していない

    書評】『青年の主張─まなざしのメディア史』/佐藤卓己著/河出書房新社/体1800円+税 【著者プロフィール】佐藤卓己(さとう・たくみ)/1960年広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。京都大学大学院教育学研究科教授。『「キング」の時代』(岩波書店。日出版学会賞、サントリー学芸賞)、『言論統制』(中公新書。吉田茂賞)など著書多数。 【評者】鈴木洋史(ノンフィクションライター) かつて成人の日に放送されていた「NHK青年の主張全国コンクール全国大会」を覚えているだろうか。15歳から25歳が参加する弁論大会で、制服やスーツ姿の若者が直立不動で「私は! そのとき! 思ったのです!」と一文節ずつメリハリをつけて喋る。内容は、困難を克服した経験を披露し、明るい未来を切り開く決意を表明する、といった優等生的なものが多い。番組は見たことがなくても、タモリがやった形態模写を覚えて

    【書評】「全共闘世代」の言い方は時代の代表を表していない
  • 【書評】成人の日の看板番組の歩みから見る戦後日本の心性史

    書評】『青年の主張 まなざしのメディア史』/佐藤卓己・著/河出書房新社/1800円+税 【評者】井上章一(国際日文化研究センター教授) かつて、『青年の主張』というNHKテレビ番組があった。テレビでの中継がはじまる前は、ラジオをつうじて放送されている。一九五〇年代から八〇年代までつづいた、看板番組であった。ながされたのは、毎年やってくる成人の日。大晦日の紅白歌合戦と同じで、年一回にかぎられた。 まだ大人になりきれない若者が、世の中への想いや自分の夢を、マイクにむかってうったえる。彼らの演説を聞いて、審査員が順位をつけていく。放送を前提としたそんな催しが、三〇年以上つづけられてきた。 著者はそれらのスピーチに耳をかたむけ、時代による変化をさぐっていく。戦後の心性史を、『青年の主張』がへてきた歩みから、ひろいだす。歴史社会学の読みものにほかならない。 知的にとんがった人びとの言説をあつめ

    【書評】成人の日の看板番組の歩みから見る戦後日本の心性史
  • 朝日新聞が紙面に「酋長」使用 呉智英氏は評価

    新聞やテレビ放送で「使用禁止」になった言葉が存在する。そのひとつが「酋長(しゅうちょう)」。この言葉は多くのメディアから使われなくなったが、その歴史を振り返るとともに、最近の新たな潮流を評論家の呉智英氏が解説する。 * * * 朝日新聞に新しい潮流が見られる(ような気がする)。3月2日夕刊の「続・南の国境をたどって」を読んで、そう感じた。与那国島の伝説の女傑の話である。 「むかし、与那国島に女性の『酋長』がいた。言い伝えによると、名をサンアイ・イソバという。4人の兄弟を村々に配置し、自分は中央の村にいて島全体を統治していた。巨体で怪力の豪傑だった」 今を去る五百年ほど前「宮古島からの襲撃を受けた」際、これを蹴散らした。「外敵から島を守った英雄として、サンアイ・イソバの話は島民の間で代々伝えられ」「陸上自衛隊が与那国沿岸監視隊のシンボルマークに採用した」。 サンアイ・イソバ、かっこいいじゃな

    朝日新聞が紙面に「酋長」使用 呉智英氏は評価
  • 安倍首相と記者クラブ 「赤坂飯店の夜」全真相

    国会で与野党の論戦が白熱している最中に、安倍首相と大メディアの記者たちが酒席をともにしていたことが波紋を呼んでいる。 国有地払い下げ問題の渦中にある森友学園の園児たちの映像を巡って国会が紛糾した2月27日、来年度予算案が衆院を通過した。 その夜、安倍首相が東京・赤坂の繁華街にある中華料理店「赤坂飯店」から出てくると、それを知っていたかのように集まっていた“一般市民”たちが一斉にデジカメやスマホを構え、フラッシュがたかれた。 通常、主要各紙は朝刊で前日の首相動静を報じるが、会の予定がリアルタイムで国民まで伝わることはほとんどない。きっかけはツイッターでの呼び掛けだった。 〈リークあって、聞いた話によると、いま、まさにこの現在、安倍は赤坂飯店に各社のキャップを呼んで、「森友のこと書くな」との圧力かけとる。これで負けたら新聞社の看板外してまえよ。しかし俺は、各社に、こんな安い圧力に負けない連中

    安倍首相と記者クラブ 「赤坂飯店の夜」全真相
    littleumbrellas
    littleumbrellas 2017/03/06
    ただの公開情報をリークと勘違いした人の話を前提にしてるアホな週刊誌があるらしい。
  • 上野千鶴子氏の「平等に貧しく」発言に呉智英氏の見解

    社会学者の上野千鶴子氏による「平等に貧しくなろう」発言が、議論を集めている。論調の多くは批判的だが、評論家の呉智英氏が、独自の見解を解説する。 * * * 2月11日付東京新聞・中日新聞の連載企画「この国のかたち2017」で、社会学者の上野千鶴子が発言している。タイトルは「平等に貧しくなろう」だ。 これが批判を呼んでいる。お前が率先して貧しくなれ、というわけだ。だが、これとは違う意味で上野の発言は気になる。 上野の発言は、日の人口減少を論じたものだ。現状では人口の自然増は期待できず、移民受け入れも「単一民族神話が信じられ」「多文化共生に耐えられない」以上「客観的に無理、主観的にはやめた方がいいと思う」。それ故「人口減少と衰退を引き受けるべき」であり「みんな平等に、緩やかに貧しくなっていけばいい」。 意見としてはありうるだろう。ただ、私は人口減少に打つ手がないとは思えず、人口減少が進んだと

    上野千鶴子氏の「平等に貧しく」発言に呉智英氏の見解
  • Amazon最高額商品1.2億円ロボットが売れた?その支払方法

    1月7日放送の『人志松のすべらない話』(フジテレビ系)で、ピン芸人・バカリズムが紹介した話が話題を呼んでいる。いわく、世界最大のネット通販サイト『Amazon』には1億2000万円もする巨大ロボットが存在するという。 一体どんな商品なのか。誌は早速リサーチを開始した。商品名は『クラタス スターターキット』。重量5トン、全長3.8メートルのエンジン駆動人型四脚巨大トイロボットで、値段はバカリズムの証言通り「1億2000万円」とある。こんな巨大な商品にもかかわらず、配送料はたった350円だ。いったいどんなモノなのか。ITジャーナリストの三上洋氏に聞いてみた。 「製作・販売元は造形作家の倉田光吾郎氏を中心とする実験的なプロジェクト集団・水道橋重工です。倉田氏は過去にアニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場する二足歩行ロボット『スコープドッグ』の4メートルの実物大モデルの製作などの実績から、海外では知

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