EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。
Bashoジャパン 経営戦略室 室長 森英悟氏 Q:まずは、Basho TechnologiesとNoSQLデータベースであるRiakについて教えてください。 森:Bashoは2008年に設立した会社で、社名は「松尾芭蕉」から取っています。世界に120名ほどの社員がいて、そのうち100名ぐらいがエンジニアという技術志向の会社です。日本にも2012年9月に拠点を設け活動を始めました。そんなBashoは簡単に言えばデータベースの会社です。OracleやDB2などを扱う会社とビジネスモデルは近いでしょう。データベースを使ったSIを提供するのではなく、データベースにまつわるコンサルティング・サービスを提供しています。 Bashoが提供するデータベースは、NoSQLデータベースの1つです。一般的に、SQLデータベースは中央集中型の処理でデータの整合性を守るロックの仕組みが特長です。スケールアップで性
3年を超えたPostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムの活動 「PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム(以下、PGECons)」は、エンタープライズ領域でのPostgreSQLの普及促進を目的に2012年4月に発起人企業10社で設立した団体です。主にPostgreSQL関連サービスを提供する企業が中心となって活動していますが、正会員、一般会員へのユーザ企業の参画も年々増えており、来る9月11日にはPostgreSQLの活用事例セミナーの開催も決定しています。セミナー詳細については本記事の一番下もご参照ください。 PGEConsの主な活動基盤である技術部会では、オープンソースソフトウェア(OSS)のRDBMSであるPostgreSQLを企業で安心して活用するために必要な情報を提供すべく、複数のワーキンググループに分かれて検証や情報集約を行い、その活動成果を毎年ドキュメ
DBオンラインチーフキュレーター 谷川耕一さん 谷川:ここからはDBオフラインです。1回目に続き、SQLの話をしていきます。なぜ私が聞き役になれるかというと、DBオンラインのチーフキュレーターをしているのと、前職でオラクルでマーケティングをしていてSQLは書く程度なら経験があるからです。まずは土田さんから自己紹介をお願いします。 日本データベース学会 副会長 土田正士さん 土田:普段は日立製作所に勤めています。日本データベース学会の副会長もしています。ここ15年ばかりISOにてSQL標準に策定に携わり、規格を開発しています。標準の策定をしつつ、会社の製品に反映するということをしています。 谷川:日本データベース学会は今回のイベントの後援もしてくれています。日本データベース学会は来るもの拒まずらしいので、私も入会したところです。 土田:興味がありましたら「DBSJ」でググってみてください。私
わずか5年の間に急成長したOpenStack 近年ではすっかりクラウドコンピューティングが定着し、大規模事業者によるパブリッククラウドから企業や組織で構築するプライベートクラウドまで幅広く展開されている。クラウドコンピューティングが普及するなか生まれたのがこのOpenStackである。 OpenStack共同設立者/OpenStack財団COO Mark Collier氏 IaaS型でクラウド基盤を構築するためのオープンソースソフトウェアだ。いわばAWS(Amazon Web Service)のEC2やS3といったクラウドインフラを構築するためのオープンソースソフトウェアと考えればイメージしやすいかもしれない。2010年10月にアメリカのRackSpace社が持つストレージ基盤「Swift」とNASAが開発していたVM管理の「Nova」をオープンソース化した最初のバージョンが公開された。追
一体どうすれば、システムの要件を正しく定義し、トラブルなくプロジェクトを進めていけるのでしょうか。残念ながら、「こういうことをちゃんとやっておけば大丈夫。」 という”銀の弾丸“は、まだ見当たっていません。沢山の人がモヤモヤっと考えるシステムや業務のあるべき姿を、妥当性、網羅性、整合性、正確性を保ったまま、誰もが正しく理解できる日本語で表すのは、事実上不可能と言っても良いのかもしれません。 しかしだからと言って、これをあきらめたら世界中のシステム開発が立ち行かなくなります。 ”銀の弾丸”とまではいかなくても、現状の開発を少しは”マシ”にする知恵や工夫といったものを様々なトラブルプロジェクトから探ることは可能ですし、続けていかなければならないでしょう。 というわけで、今回もIT訴訟の事例を反面教師にして、少しは”マシ”な要件定義を行うための知見を探っていきたいと思います。今回は、前回持ち出した
「XMLデータベースがリレーショナル・データベースに置き換わるなんて、昔はかなり無茶なことを言っていました」と言うのは、XMLデータベース製品である「NeoCore」を提供する株式会社サイバーテック 代表取締役社長の橋元賢次氏だ。橋元氏は、「XMLデータベースはリレーショナル・データベースとはまったく別物」と言う。なので企業のITシステムのメインストリームで利用すべきものでもない。 XMLデータベースには適正なサイズがあり、それを適正な用途で利用することで、市場で評価を得ているとのこと。 「ニーズは以前より高まっていて、市場はじわじわと拡大しています」と橋元氏。とはいえ、リレーショナル・データベースの市場が100あるとすれば、XMLデータベースの市場はせいぜい1程度。徐々に拡大しているからと言って、これがやがて80になるかというそういうことではない。 XMLデータベースは、2000年ころに
終わってみればあっという間だった今年のゴールデンウイーク。9連休といううらやましい方も多かったようで、IT系媒体の編集部もほとんどがしっかりお休みモード。とはいえ、国外のニュースは当然ながら普通に更新されるわけで、GW期間中もいくつか大きな発表がありました。その最たるニュースはやはり「Google BigQuery」の正式版リリースでしょう。今回の週報はまずはそのニュースからご紹介します。 ビッグデータ分析に新風!? Google BigQuery Googleは5月1日、昨年11月からプレビュー版として公開していたビッグデータ分析サービス「Google BigQuery」を正式リリースしました。 最大の魅力はやはりその高速性です。BigQueryは、Googleの「Dremel」というアドホックな超高速クエリ検索システムをベースにしており、数百億件にも上るような大量のクエリ検索も数秒から
はじめに Amazon web services(AWS)をご存知ですか?あのamazon.comの子会社が提供しているクラウドのITインフラWebサービスです。昨年の3月から日本のセンター(東京リージョン)も開設されたことからAWSを実際に利用している人も増えていることと思います。筆者はUS West(カリフォルニア)のEC2とS3を遊び感覚で試して以来ずっと使い続けています。今ではシンガポールと東京のサイトにインスタンスを稼働させています。AWSのリレーショナルデータベースサービスがOracleをサポートしてからは、即そのサービスにも手を出しました。 米国のリージョンでは使われ方も激しいことも影響してか大規模な障害も発生していましたね。アジアのリージョンにおいては何も問題は起きずに安心してシステムを稼働できる日々が続いています。 本連載では、筆者の会社の社内システムやパッケージシステム
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く