「伏してお願い申し上げます」。支持者の前で頭を下げる片山さつき氏=浜松市中区西丘町「よろしくお願いいたします」。支持者と握手を交わす片山さつき氏(右)=浜松市浜北区西美薗 「小泉チルドレン」と呼ばれる自民党衆院1期の前職たちが、逆風にさらされている。比例区では処遇が決まらない立候補予定者もいる。「チルドレンの星」といわれた静岡7区の片山さつき氏(50)も例外ではない。 「主人と2人、残りの人生は公のために使おうねって誓ったんです」 浜松市中区で衆院解散前に開かれた片山氏の事務所開き。サーモンピンクのジャケットを着た片山氏はこう語ると、約1500人の支持者を前に、壇上で土下座した。 片山氏は05年衆院選で、郵政民営化に反対した元職、城内実氏(44)に自民党が差し向けた「刺客」として静岡7区から立候補した。女性初の財務省主計官で、赤やピンクのスーツを着こなし、ワイドショーでも騒がれた。