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ブックマーク / honz.jp (6)

  • 『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』世界はくだらない仕事にあふれてる - HONZ

    待ちに待った邦訳がようやく出た。 デヴィッド・グレーバーの『ブルシット・ジョブ』である。 「ブルシット・ジョブ」とは、「クソどうでもいい仕事」のことだ。 もう少し丁寧に説明すると、「なんのためにあるのかわからない、なくなっても誰も困らない仕事」のことである。 近年、私たちの身の回りでブルシット・ジョブが増えている。 そして、確実にこの手の仕事は、働く人々の心身を蝕んでいる。 多くの人がこのことにうっすら気づいていたようで、2013年に著者があるウェブマガジンで「ブルシット・ジョブ現象について」という小論を発表したところ、国際的な反響を呼んだ。書はこの小論をベースに、その後の調査や考察を加えて一冊にまとめたものだ。コロナ禍でエッセンシャル・ワーカーに注目が集まる中、時宜にかなった出版といえる。まさにいま読むべき旬の一冊だ。 著者のデヴィッド・グレーバーは、イギリスの名門大学、ロンドンスクー

    『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』世界はくだらない仕事にあふれてる - HONZ
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    lluvias 2020/08/26
    分け合えば余る、奪い合えば足らぬ。だね
  • 検索結果: author/成毛 眞 - HONZ

    HONZ - 読みたいが、きっと見つかる! HONZとは レビュアープロフィール 企画一覧 ジャンル一覧 NEWS一覧 HONZ会員 出版社の皆様へ author/成毛 眞の検索結果 検索キーワードに該当する記事がみつかりませんでした。 決定版-HONZが選んだノンフィクション (単行) 作者:成毛 眞 出版社:中央公論新社 発売日:2021-07-07 『決定版-HONZが選んだノンフィクション』発売されました! 『再生』加害者を赦せるか 『地球規模の気象学』 地球の巨大な循環システムが天気を決める! 『最強のコミュ力のつくりかた』コミュ力とは人としての魅力なのだ 芥川賞作家によるADHDをめぐる私ノンフィクション 『あらゆることは今起こる』 『米特殊部隊CCT 史上最悪の撤退戦』これまであまり語られてこなかった戦闘管制員の物語 人気記事 成毛 眞 東 えりか 内藤 順 栗下 直也

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    lluvias 2017/09/05
  • とてつもなく変態で、ありえないほど文章がうまい──『動物になって生きてみた』 - HONZ

    どうやったら、我々人間は動物の感覚にもっと近づくことができるのだろう。たとえばアナクマのように巣穴で眠り、森を徘徊して獲物を物色する。たとえばカワウソのように水辺に住んで魚やザリガニをべて生き、ツバメのように空を飛び、糞を撒き散らす。そうやって動物たちと同じように生きたら、彼らがみている世界を追体験できるのではないだろうか? そんな、言っていることはわからないでもないが自分でやろうとは思わないことをまともにやってしまった狂人が、書の著者であり、2016年のイグノーベル賞の生物学賞を受賞したチャールズ・フォスターである。狂人とは言い過ぎで、著者に対する敬意を欠いているのではないか? と思うかもしれないが、この記事を読み進めてもらえればその事実が把握いただけると思う。 人間とキツネなど他の動物たちとの間には境界があると著者はいう。それは当然だ。我々はキツネと子どもを作ることはできないし、カ

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    lluvias 2017/09/05
  • 『マシュマロ・テスト』誘惑をうまくやり過ごすために - HONZ

    保育園くらいの子どもが、1個のマシュマロと2個のマシュマロがそれぞれ置かれたテーブルに着く。脇の卓上ベルを鳴らして研究者を呼び出せば、すぐに1個のマシュマロをべられる。しかし、席に着いて研究者が戻るまで待つことができれば、2個のマシュマロにありつける。 今すぐに報酬を得る方を選ぶか、少し我慢してより多くの報酬を得る方を選ぶか。欲求の先延ばしに関する有名な実験である。「マシュマロ・テスト」という名前が付いていることは知らなかった。ただ実際は他にもクッキーやプレッツェルなど好きなお菓子から自由に選べたらしく、名前もマスコミによって付けられたものだそうだ。 4歳や5歳頃の未就学児たちを対象に行われたマシュマロ・テストは、その結果から被験者たちの将来について多くのことを予測し、注目を浴びた。長い時間欲求を先延ばしにできた子どもは、時間が短かった子どもに比べ、気が散りにくく、取り乱さず、大学適性試

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    lluvias 2015/06/02
  • 『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」前代未聞のビジネス書! - HONZ

    このはいまごろ、書店のどのあたりに置かれているのだろう。コア・コンピタンス、バランススコアカード、プロセス・リエンジニアリングなどという、カタカナ用語に埋め尽くされたビジネス戦略書コーナーの一角であろうか。それとも立派なビジネス書の売上に悪影響があるからと、占いのコーナーにでも追いやられているのだろうか。 ビジネス戦略書コーナーにあって、書の日語だけの長いタイトルは異質だ。刺激的なのはタイトルだけではない。帯には「前代未聞!気鋭のコンサルが内幕を暴露した全米騒然の問題作!」「マッキンゼー、デロイト……コンサルの持ち込む理論もチャートも改革も、じつは何の意味もなかった」とじつに扇情的な言葉が並ぶのだ。そして副題はなんと「コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする」だ。 現役のエリート戦略コンサルタントにとっては営業妨害そのものだし、経営者にとっては経営課題を丸投げできる外注先がな

    『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」前代未聞のビジネス書! - HONZ
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    lluvias 2014/05/08
  • 『白い死神』ー「ムーミン谷のゴルゴ13」の実像 - HONZ

    1939年に始まったソ連との冬戦争で活躍したフィンランド軍の狙撃手シモ・ヘイヘは、一部ネット上では有名だ。しかし、これまで日では、ヘイへその人をテーマとしたは、これまで一冊も出ていなかった。書は、1998年に60年間にわたって沈黙を続けてきたヘイへのインタビューを成功させた著者によるノンフィクションであり、一部マニアにとっては待望の書と言える。 ここでまず、ネット上にコピペで出回っているヘイへの逸話を見てみよう。 ・わずか32人のフィンランド兵なら大丈夫だろうと4000人のソ連軍を突撃させたら撃退された ・シモヘイヘがいるという林の中に足を踏み入れた1時間後に小隊が全滅した ・攻撃させたのにやけに静かだと探索してみたら赤軍兵の遺体が散らばっていた ・気をつけろと叫んだ兵士が、次の瞬間こめかみに命中して倒れていた ・スコープもない旧式モシンナガン小銃で攻撃、というか距離300m以内なら

    『白い死神』ー「ムーミン谷のゴルゴ13」の実像 - HONZ
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