フェイスブックやツイッターが普及し、他人とつながる機会が増えるにつれ、「書き込みをいちいちチェックされるのが苦痛」、「コメントへの反応が面倒」など、かえって「つながり過ぎ」に疲れを覚えるユーザーが増えている。 そんな消費者心理にマッチし、アメリカを中心にユーザー数を伸ばしているのが、数々の「秘密共有アプリ」だ。 この分野の先駆けは「Whisper(ウィスパー)」。画像とテキストメッセージを用いて、匿名で「ささやき」を投稿することができるアプリだ。ページにはユーザー間で反響の大きい投稿から順に表示され、ユーザー同士が個別にメッセージを送り合うこともできる(個別のメッセージ送信は有料サービス)。2013年末には月間のページビューが15億に達した。 業界内での期待値も高まる 日本でも多くのユーザーを獲得している「Snapchat(スナップチャット)」は、共有した写真やムービーを相手が1度閲覧する