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田島正樹に関するlotus3000のブックマーク (3)

  • ララビアータ:原発ジプシー - livedoor Blog(ブログ)

    堀江邦夫という方の『原発ジプシー』(1979)というがある。今から30年以上前に刊行されているもので、堀江氏がみずから下請け労働者として原発作業に潜入し、その現場の実態をレポートしたルポルタージュである。高度経済成長のただ中、その裏側で厳しく危険な下請け労働がそれを支えていることを克明に記録したものだ。 このが出版された頃、私は堀江さんを個人的にいささか応援したことがあった。どういうご縁であったか正確には覚えていないが、おそらく亡くなった母の後輩か何かのつてであったと思う。氏のお話では、このを出版した頃から、ご自宅に頻々と脅しの電話が入るようになったということである。「家族の命はないと思え」とか、「子どもがどこかで交通事故に遭うぞ」などいうたぐいの電話である。市民個人が気で大きな権力に挑もうとするとき、どんな目に遭うのか、我が国の憲法が保証しているはずの表現の自由が、現実にどの程度

  • ララビアータ:プラトンの『メノン』 - livedoor Blog(ブログ)

    メノン プラトンの『メノン』の新訳が、渡辺邦夫さんの翻訳で、光文社文庫から出た。 一読したところ、とても素晴らしい訳業だと感じた。光文社文庫は、古典の新訳を次々に出すというたいへん意欲的な試みをしている。渡辺氏の訳は、非常に自然な日語でわかりやすいばかりではない。ごく最近の国際的な学術的研究成果を踏まえた格的なものでもある(らしい)。私自身、古典学の最近の動向を知らないので、これは訳者あとがきからの知識である。 加えて、文と同じくらい浩瀚な解説がついている。この訳業の大きな特徴はこの点であろう。 このような高い水準の翻訳が一級の古典に新たに加えられたことを、読者の一人として喜ぶとともに、渡辺氏の学者的良心と出版社の炯眼を賞賛したい。 ただここでは、氏の解説を読んで感じた私自身の違和感や批判的考察を中心に記しておきたい。もちろん、このような違和を感じさせてくれるということ自体が、私自身

    lotus3000
    lotus3000 2012/02/18
    ギリシアと現代を結びつけるもの。ポリス的なものが衰退するなかで反ポリス的なものに展開せざる得なかったソクラテス。そして希望が傭兵たらざるえなかったメノン。
  • ララビアータ:『セヴィリアの理髪師』の新演出 - livedoor Blog(ブログ)

    久しぶりに、オペラの新演出について書こう。有名なロッシーニの『セヴィリアの理髪師』。パリ・バスティーユ、指揮はブルーノ・カンパネッラ、演出はコリーヌ・セロー。パリに旅行したおりに行くことになったのである。 それというのも、最近、兄がフランスからBlaise Pascal chairとかいう賞をもらって、ポリテクニ−クなどで仕事をすることになり、パリにもアパルトマンを構えたので、このさい重い腰を上げて訪問することにしたからである。 カンパネッラの序曲は、かなり自由なテムポでうんと甘ったるい味付けで始まる。幕が開くと、そこはセヴィリアどころか、まるでアフガニスタンの荒野のよう。砂漠の砂丘の陰から「アラブ風」の服装の楽師たちが現れ、アルマヴィーヴァ伯爵のセレナータの伴奏をする。アルマヴィーヴァ伯自体、アラビアンナイトに出てくる風体で、しかも頭はきれいにはげ上がっている。これが若い恋人役を演じるの

    lotus3000
    lotus3000 2010/04/24
    フランスのオペラの政治性に対するレポート。
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