マナー講師の平林都と、勝間和代の何が危険なのか。それは次の2点だ。 (1)一元論 (2)自己責任論 (3)自己拡張論 まず(1)の「一元論」とはどういうことか。 平林都は、接遇のできない人間はダメな人間、接遇のできる人間はよい人間、という具合に、人間を一つのモノサシで、できる人間(良い人間)とダメな人間(悪い人間)に仕分けする。 勝間和代は、例えば女性の生き方については、自立できない女性はダメな女性、年収600万円以上で、いいパートナーをもち、年をとるほど素敵になることで自立できる女性はすぐれた女性、という具合に、やはり人間を一つのモノサシで仕分けする。 このように、平林都や勝間和代は、たった一つのモノサシで、できる人間とダメな人間を仕分ける考え方を広めることを仕事としている。 その結果、社会は「できる人間」と「ダメな人間」に分断される。社会が二種類の人間に分断されると、当り前のことだ