時価総額2221億円 結局、買い気配値で終わったmixiの初日、同社の時価総額はいきなり新興市場で第六位となった。が、ホリエモンや村上さんなどを反面教師としてしっかり学んできた笠原社長は会見でも決して浮かれることなく、さすがと思わせるコメントに終始している。つまり「とりあえず時価総額世界一をめざしま〜す」なんて威勢のいい(でも中身からっぽな)セリフをぶちあげることは、まったくなかったようだ。 そうではなく「本業の強化に集中することで、株主や社会の期待に応える」と繰り返したようだ(日経産業新聞9月15日)。見事に優等生的というか、突っ込まれることを警戒した無難な(すなわち、意味のあることは何も言ってないともいう)内容である。ただし、たったこれだけのコメントの中にも、mixiの今後を占うカギはかっちりとはめ込まれている。 ポイントは、本業の強化に集中することで、これだけの時価総額を付けた株主や