待望の『ソーシャル・ネットワーク』を観た。 今年の映画界最大の事件。 最大級の期待で観に行って、期待以上の傑作だった。 映画は、スタジオのロゴも全部流している場合じゃない、というペースでいきなり始まる。 とにかく最初のシークエンスが最高で、 それは、9ページで書かれたマーク・ザッカーバーグと当時の彼女の会話なのだが、 なんと4分半で撮られたシーンなのだ。 普通脚本の9ページというのは、9分間ということ。 つまり、2倍のペースで会話が進んでいく。 それを映画の最初に観せて、そしてそのペースのまま最後の最後まで 物語は突き進む。つまり、それは、用意はいいか?と 観客に準備させるためのシーンで、 恐らくほとんどの人が、1秒でそのシーンにのめり込み それから2時間、1秒足りとも気を抜く瞬間もなく、本当にあっと言う間に映画は終わる。 その情報量とペース。それが今私達が生きる恐らくペースであり または