バンクーバー五輪への出場を逃し、去就が注目されていたフィギュアスケート女子の村主章枝(29)が11日、東京都内で会見し、現役続行の意向を明らかにした。ただし活動継続へのスポンサー獲得が条件で、今月中に見つからなければ、「(現役)続行は無理だと思う」と引退に含みも持たせた。 村主は昨年末の全日本選手権で7位に終わり、バンクーバー五輪代表から漏れた。その後、家族らと話し合い現役を続ける気持ちを固めた。来年3月に東京で行われる世界選手権に目標を置く。 年間の活動費として約2000万円が必要というが、村主は先日、所属会社との契約を解除し、現在は所属先がない。このため活動費確保に向けて1月から企業回りを続けている。「大好きなスケートを続け、アラサー(30歳前後)の星に」と強い意欲をみせた。