「米国では、グーグルやヤフーといった大手が導入している。将来的には、『DMARCに対応していないところからのメールは受け取ってもらえない』といった状況になる可能性がある。まだ対応していない企業・団体は、DMARCの導入を検討してほしい」 上記は、筆者が2017年に執筆したDMARCに関する特集記事の結びに書いた文章だ。DMARCは、送信ドメイン認証の検証をパスした送信元ドメインと、メールの送信者アドレスのドメインを照合することで、送信者アドレスのなりすましを見抜く技術。6年の時を経て、DMARC対応の「義務化」がついに現実のものになろうとしている。 というのも、米Google(グーグル)が迷惑メール(なりすましメール)対策を大幅に強化した「メール送信者のガイドライン(Email sender guidelines)」を2024年2月から適用すると発表したからだ。 メールの送信者がこのガイド
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