マスク拒否の男、二審も有罪 旅客機の運航妨害―大阪高裁 2023年10月30日16時53分配信 大阪高裁=大阪市北区 釧路空港から関西空港に向かう航空機内でマスク着用を拒否して客室乗務員らとトラブルになり、新潟空港に緊急着陸させたなどとして、威力業務妨害などの罪に問われた元大学職員奥野淳也被告(37)の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。坪井祐子裁判長は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役4年)とした一審大阪地裁判決を支持し、被告側控訴を棄却した。 非番のパイロット、運航妨害 エンジン停止試みる―米 奥野被告は一審の法廷でマスクを着けずに無罪を主張。控訴審でも「明白な冤罪(えんざい)だ」と繰り返したが、坪井裁判長は、被告に対応した客室乗務員の供述について「高い信用性が認められる」などとして退けた。 判決文の読み上げ後、奥野被告は「今の司法はおかしい」などと声を上げた。 判決によると、奥野被告