一見、普通のストラップだが、先端のクリップを洗濯バサミのような従来型から、環状のクリップに変更した。はさむタイプだとクリップのはさむ力がちょっと弱まったりすると、お辞儀の瞬間に社員証が落ちたりする。はさまずにホルダーのストラップホールに通す環状クリップであれば、落ちる心配も減る――というわけだ。 細かい心配りも見逃せない。クリップの後ろには胸ポケットなどにはさめる固定用フックや、ある程度の力が加わるとネックストラップが分離するセパレートパーツを付けた。 例えば、席から立ち上がる時にひじ掛けにネックストラップが引っかかって、危うく首をつりそうになった経験はないだろうか。セパレートパーツはこのような事態になった際、利用者の首を助けるのである。なお、このセパレートパーツは、ライオン事務器のストラップ製品にはほとんど付いている。N73ER-10Pだけの機能ではないが、利用者にはうれしい工夫といえる
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