「就職氷河期」の再来が指摘される中、大学生や大学院生の就職希望は例年以上に各業界のトップクラスの企業に集中する傾向にあることが12日、就職情報会社ダイヤモンド・ビッグアンドリードが発表したランキング調査で分かった。文系は特に顕著で、三菱東京UFJ銀行や東京海上日動火災保険などが男子、女子ともに順位を上げている。 文系の男子では三菱商事が4年連続の1位になるなど、総合商社が上位を占め、女子は東京海上が2年ぶりに1位を獲得。また、業績回復を受け採用に積極的な大手銀行が男子、女子ともに上位に入った。 一方、理系の男子は東芝など電機・精密7社がベストテン入りし、メーカーの復活が顕著。女子は明治製菓が初めて1位になっている。 厚生労働省によると、今春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日時点)は過去3番目に低い。ダイヤモンド・ビッグアンドリードは不況の影響に関して「文系でも不況に強い食品大手