アメリカ軍のぜいたくな占領は、最初の3ヶ月間で既に昭和5年の日本の年間軍事費を上回るお金を日本に使わせた。以後占領コストは急増し、昭和21年7月1日から9か月間の占領軍経費は45億円に達した。ちなみに戦争前年に日本の陸海軍部が獲得した予算は23億円余り。 さらに翌昭和22年の占領軍経費はケタがひとつ増えて400億円。経費の中身は、GHQ一般職員用住宅建設費、占領軍用道路工事費、占領軍用飛行場建設費、宿舎や官舎の生花代、電報電話代、キャンプ維持費、文民専門職と秘書の給料、その他生活のお楽しみ代などなど。中には、占領軍関係者が起こした交通事故で被害を受けた日本人に対して支払われた補償金(6.2億)も支出項目として計上されていた。 (ふざけるな!) ▼ニューヨーク・タイムス(1946年10月22日付) 【東京発AP電】8月の連合国占領概要に関するマッカーサー報告によれば、生活経費から死亡率