立民・共産に亀裂 「協力否定」「競合辞さず」―次期衆院選 2023年05月28日07時05分配信 記者会見する立憲民主党の泉健太代表=12日、国会内 立憲民主党と共産党が次期衆院選の戦略でぶつかっている。立民の泉健太代表が選挙協力を全否定すると、共産は「意趣返し」のように立民との競合を辞さず積極擁立する方針を打ち出した。衆院選を巡っては自民、公明両党の与党も揺れているが、野党側にも深刻な亀裂が入っている。 菅氏、静かに存在感アピール 自公「パイプ役」期待も 泉氏は26日の記者会見で「とにかく他の党に頼るなということだ」と述べ、衆院選は自力で戦うと宣言した。共産との選挙協力について、15日のBS番組で「やらない」と明言。17日には立民を支持する連合の芳野友子会長にもこうした方針を伝えた。 泉氏が「非共産」路線を強めるのは、穏健な保守層の支持を引き寄せたいためだ。立民は2021年の前回衆院選で