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2008年10月5日のブックマーク (9件)

  • マーケティングともの作りの話

    「マーケティング」という言葉を聞くと「商品に関する情報を顧客に向けて発信する」だけと考える人が多いが、マーケティング部門の役割として同時に重要なのは、顧客のニーズをきちんと探り出して「何を作るべきか」という部分に反映させること。 ちょうど今読んでいるHarard Buisness Reviewにとても良い例が出ていたのでその紹介。 米国のペンキ会社が、競争相手に安売り競争を仕掛けてられ、「利益を削ってでもマーケットシェアを維持すべきか」という厳しい選択に迫られていた。その時にその会社のマーケティング部門が調べ出したのが、主な顧客である塗装業者が何にお金を使っているかというデータ。 そのデータによると、ペンキそのものは経費の15%にすぎず、大半は人件費だという。それも、ほとんどのケースで、一度塗ったペンキを十分に乾かすために、次の日にもう一度現場に足を運んで二度塗りをしているためによけいな人

  • グーグルが「Chrome」を作った理由--高速ブラウジングがもたらす利益

    文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:ラテックス・インターナショナル 2008-09-05 07:00 カリフォルニア州マウンテンビュー発--インターネットでは、サイトの数ミリ秒速い応答が、人を引きつける上で大きな差になる。Googleが、新しいウェブブラウザ「Google Chrome」はインターネットの履歴の脚注よりも投資に値するプロジェクトであると考えた理由はここにある。 Googleは米国時間9月2日の発表イベントで、Chromeは、最も幅広く使われているMicrosoftの「Internet Explorer」よりもずっと速くウェブページを表示すると述べた。Googleは、このパフォーマンスにより、今日のウェブベースのアプリケーションの速度、能力を抑制するボトルネックが開放されることを期待している。 つまり、Chromeは、長期的には、I

    グーグルが「Chrome」を作った理由--高速ブラウジングがもたらす利益
  • 「Google Chrome」の隠し機能とイースターエッグ

    Googleのブラウザ「Google Chrome」のユーザーインターフェースは、可能なかぎり簡素化されている。しかし、Chromeは「Omnibox」を入り口として、更なる詳細を見ることができる。 Chromeのアドレスボックスにコマンドを打ち込んで、普段は隠されている詳細な情報や楽しいイースターエッグを呼び出すことができるのだ。 「Firefox」では、アドレスバーに「about:config」など「about:」で始まるコマンドを入力すれば、さまざまな細目を表示して微調整を行うことができる。Googleはそれに倣った。 これは多くの人にとってはどうでもいいことかもしれない。しかしプログラマーにとっては注目すべき機能であり、それはウェブページを作るプログラマーであっても、Chromeの基になっているオープンソースプロジェクトの「Chromium」で遊んでみたいというプログラマーであって

    「Google Chrome」の隠し機能とイースターエッグ
  • グーグルが「Chrome」を作った理由--高速ブラウジングがもたらす利益

    文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:ラテックス・インターナショナル 2008-09-05 07:00 カリフォルニア州マウンテンビュー発--インターネットでは、サイトの数ミリ秒速い応答が、人を引きつける上で大きな差になる。Googleが、新しいウェブブラウザ「Google Chrome」はインターネットの履歴の脚注よりも投資に値するプロジェクトであると考えた理由はここにある。 Googleは米国時間9月2日の発表イベントで、Chromeは、最も幅広く使われているMicrosoftの「Internet Explorer」よりもずっと速くウェブページを表示すると述べた。Googleは、このパフォーマンスにより、今日のウェブベースのアプリケーションの速度、能力を抑制するボトルネックが開放されることを期待している。 つまり、Chromeは、長期的には、I

    グーグルが「Chrome」を作った理由--高速ブラウジングがもたらす利益
  • 「マルチ・クラウド」という選択肢

    「天下の大勢,合一して久しくなれば必ず分かれ,分かれて久しくなれば必ず合一する」---14世紀の作家である羅貫中は「三国志演義」の中で,「集中と分散の繰り返し」が歴史の理(ことわり)と指摘した。IT業界でも今,新しい集中の動きが起きている。ご存じの通り,クラウド・コンピューティングである。 米国では,クラウド・コンピューティングを「コンピューティングの集中化の動き」と捉える見方が主流的である。代表的な論客が,2003年に「IT doesn't Matter」という論文を発表して話題になった評論家のNicholas Carr氏である。 Carr氏は2008年1月に出版した「The Big Switch: Rewiring the World, From Edison to Google」という著書で,「コンピュータは発電機と同じ。発電機がそうであったように,コンピュータもGoogleのような

    「マルチ・クラウド」という選択肢
  • 「3年間でクラウド,UC分野の主要プレーヤーに」,ネットワンが戦略説明

    ネットワンシステムズは2008年7月15日,事業戦略説明会を開催した。これまでのネットワーク・インテグレータとしての事業を拡大し,クラウド・コンピューティングのインテグレーション,ユニファイド・コミュニケーション(UC)の分野に注力していく方針を表明した。 事業戦略は,2008年6月付で同社の社長に就任した吉野孝行氏が説明した(写真1)。吉野社長は2007年10月にシスコシステムズからネットワンシステムズに転進した。同氏は,企業のITプラットフォームはメイン・フレームの時代の集中型から,クライアント・サーバー・システムの分散型を経て,仮想化技術の進展で再び集中型へと向かっているとみる。「分散型の時代は部門最適のシステムが展開され,全体的にCPUやストレージの利用効率が低かった。ここに来て企業ITに必要なシステム・リソースをネットワーク越しに効率よく利用できる,クラウド・コンピューティングの

    「3年間でクラウド,UC分野の主要プレーヤーに」,ネットワンが戦略説明
  • 調べれば調べるほど分からなくなる「クラウド」

    2005年にGoogle Map/Google Earthが公開されたとき,コンシューマ・ユーザーはその斬新なUI(ユーザー・インタフェース)に衝撃を受けた。Ajaxをはじめとするリッチ・クライアント技術を使ったWebサイトや企業情報システムが続々登場してきた。しかし,その裏でサーバーの方もすごいことになっていた。 検索やECサイトなどのサービスを提供するために,GoogleAmazonMicrosoftでは,数十万台単位のサーバーを運用するデータセンターを作り上げていた(関連記事:「「ゲイツ後」の世界」)。各社はメモリーやプロセスの分散技術やシステムの管理技術を駆使して,けた違いの数のサーバーを運用している。そのインフラをサービスとして公開し,誰もが様々なアプリケーションやミドルウエアを載せられるようにした。これがクラウド・コンピューティングの実体である。 よく「鶏が先か卵が先か」と

    調べれば調べるほど分からなくなる「クラウド」
  • システム障害で実態が明らかに,Web 2.0企業を支えるAmazonのクラウド・サービス

    Amazonのクラウド・サービスに障害,Web 2.0企業を脅かす」――。米国時間2008年2月15日,海外メディアでこんな見出しが躍った。同日,太平洋標準時午前5時ごろから米Amazon.comのオンライン・ストレージ・サービスに障害が起き,数時間にわたってアクセス不能になった。これにより,いわゆるWeb 2.0系と呼ばれるネット新興企業のサービスが一斉にストップ。New York Timesによれば影響を受けた企業は数十万社。これら企業が抱える多くのユーザーがサービスを利用できなくなった(New York Timesの記事)。 当初Amazonの対応が迅速でなかったことから,ブログやWeb上のフォーラムなどで動揺が起きた。のちに同社が明らかにした説明によれば,認証アクセスが一時的に急増したのが原因。想定外だったとのことだ。Amazonはこのサービスを2006年から提供しているが,こん

    システム障害で実態が明らかに,Web 2.0企業を支えるAmazonのクラウド・サービス
  • ITpro EXPO 2008 Autumn Special − 立ち上がる4つのクラウド − SaaSだけではないクラウドのメリット

    ITpro EXPO 2008 Autumn Special − 立ち上がる4つのクラウド − SaaSだけではないクラウドのメリット いま,クラウド・コンピューティングは企業が実際に活用できるものへと進化している。アクセンチュア エグゼクティブ・パートナーの沼畑幸二氏は「外部のITサービスを組み合わせて使えるようになれば,企業はすべてのソフトウエアやハードウエアを自前で持つ必要はなくなります。コスト削減と迅速なサービス提供という観点で,企業のメリットは大きいはずです」と指摘する。 クラウド・コンピューティングは,大きく4つのタイプに分けられる。一般的にSaaS(Software as a Service)と呼ばれるソフトウエア・クラウド,サーバーやストレージなどの能力を提供するハードウエア・クラウド,オフィスツールなどを提供するデスクトップ・クラウド,ネット上に企業のサービスを公開したサ