今回の解析は、デンマークで1995~2015年に大腸内視鏡検査を受けた2型糖尿病患者2万9031例と2型糖尿病の患者ではない33万3232例が対象におこなわれたものになります。大腸がんが検出されなかった大腸内視鏡検査実施の6~36カ月後に診断された大腸がんを内視鏡後大腸がんとして調査しました。その結果、初回の大腸内視鏡検査後6~36カ月における内視鏡後大腸がんの発生は、2型糖尿病でない人で1658例、2型糖尿病患者で250例だったということです。また、解析の結果、同期間における内視鏡後大腸がんの累積発生率は、2型糖尿病ではない人は0.36%でしたが、2型糖尿病患者では0.64%でした。 加えて、性別、検査時年齢、検査実施年、併存疾患を調整後の非糖尿病者に対する2型糖尿病患者における内視鏡後大腸がん発生のハザード比は、初回の大腸内視鏡検査後で1.44、初回検査後6カ月以降におこなわれた2回目
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