肝臓・脳・腸をつなぐ自律神経経路が、どのようにNAFLDの病態に関わるのか? 新潟大学は7月6日、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病態進行に肝臓のセロトニンの受容体が関与すること、その受容体拮抗薬投与が有効な新規治療法になり得ることを解明したと発表した。この研究は、同大医学部医学科総合診療学講座/大学院医歯学総合研究科消化器内科学分野の上村顕也特任教授、同分野の大脇崇史大学院生、寺井崇二教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Disease Models & Mechanisms」に掲載されている。 画像はリリースより (詳細は▼関連リンクからご確認ください) NAFLDには、生活習慣、遺伝的素因、環境因子を含むさまざまな要因が複雑に関与することが報告されている。研究グループはこれまでに、NAFLDの病態に自律神経を介する肝-脳-腸連関が関与し、セロトニンやグレリンなどの消