コーヒーはかつて健康に悪いと考えられていたが、ではいつからその認識が変わってきたのか。コーヒーの健康効果に詳しい大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科教授の福島洋一氏によると、きっかけとなったのは2002年と2011年に出された論文かもしれないという。「2002年にコーヒーは2型糖尿病のリスク低下に期待できるという論文が出ました。その後同様の発表が相次ぎ、2005年には前向きコホート研究のメタ解析(*1)が実施され、コーヒーと2型糖尿病の関係が明らかになっていきました」と福島氏は言う。 「2011年には、コーヒーは適度な飲用量において脳卒中のリスク低下と関連するというメタ解析の論文が発表されました。こうした潮目を変える論文をきっかけに、テレビなどでも、コーヒーは悪者ではないという話が取り上げられ、コーヒーは健康かもしれないという認識が世の中に出てきました」(福島氏) 今では、コーヒーの
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