2型糖尿病患者が診断から1年以内に体重を大幅に減少すると、6.1%が糖尿病の寛解を達成し、体重を多く減少した患者ほど寛解率が高いことが、香港の2型糖尿病患者3万7,326人を追跡した研究で明らかになった。 さらに、糖尿病の寛解を達成した患者の67.2%は、ふたたび高血糖を再発したが、体重を多く減らした患者は高血糖の再発リスクが低い傾向があることも示された。 アジア人でも、2型糖尿病の診断から1年以内の患者が体重を大幅に減少することは、糖尿病寛解の達成の可能性を増加し、寛解を達成した後に高血糖を再発するリスクを減少することと関連していることが示された。 減量により1年で6.1%が2型糖尿病の寛解を達成 その後は67.2%が高血糖を再発 これまで持続的な減量により2型糖尿病の寛解が達成可能であることを実証した臨床試験が報告されているが、アジア人を対象とした試験は少なく、またリアルワールドでの体