自治体やスーパーなどで「野菜が足りているか」をチェックする催しがよく開かれるようになったが、そこでよく目にするのが「ベジメータ」という測定器だ。その販売元であるLLCジャパンは、日本人を対象にした調査から、野菜の摂取量と心血管疾患や認知症の発症リスクとの関係性を明らかにしたという。 ベジメータは、アメリカのLLCが開発した光学皮膚カロテノイド量測定装置というもの。野菜を食べるとカロテノイドという脂溶性色素が皮膚に蓄積される。装置に中指を入れるだけで、特許技術により、わずか10秒ほどで正確に測定する。カロテノイドの量は野菜や果物を食べると鋭敏に変化するため、野菜をきちんと食べているかどうかがすぐにわかる。指示どおり野菜を食べていない人を見抜いた実績から、アメリカでは「野菜のうそ発見器」とも呼ばれたりもしている。アメリカ農務省の「野菜(果物)摂取量を評価する光学皮膚カロテノイド量測定装置の評価