チェルノブイリ原子力発電所の事故から30年を迎えたウクライナ。広大な地域が放射能汚染を受け、多くの人が被災しました。赤十字は被災者に寄り添い続け、これまで甲状腺や乳がんの検査、免疫力を高めるための総合ビタミン剤の配布、こころのケアなど多岐にわたる支援を行ってきましたが、未だに多くの人が故郷に帰れない状況が続いています。 現在、ウクライナではこの事故だけではなく、東部での紛争の影響を受けた150万人以上の人々が国内各地で避難生活を送っています。 その発端となったのが、2014年2月に首都キエフの独立広場での衝突です。その後、ロシア系住民が多数を占める東部のドネツク州やルハンスク州を中心に、政府軍と親ロシア派勢力との間の武力衝突が激化しました。このように、情勢が不安定となっているウクライナで赤十字は新たな国内避難民の支援を行っています。その一つは、2015年より日本政府から22万米ドル(※約2
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