NAISTら、新方式のiPS細胞由来神経幹細胞で脊髄損傷の運動機能回復に成功 マイナビニュース 3月16日(金)14時10分配信 奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)は3月15日、ヒトiPS細胞から今までとは異なる新しい方法によって誘導した「神経上皮様幹細胞」(中枢神経を構成するニューロンなどの3種類の細胞を供給する能力を持つ神経幹細胞の一種)を脊髄損傷モデルマウスに移植し、運動機能の回復を得ることに成功したと発表した。 【拡大画像や他の画像】 成果は、NAISTバイオサイエンス研究科分子神経分化制御研究室の中島欽一教授、特別研究学生の藤元祐介氏と、英国ケンブリッジ大学オースティン・スミス教授らと国際共同研究グループによるもの。詳細な研究内容は、「STEM CELLS」誌に3月14日付けで掲載された。 ヒトiPS細胞を用いた再生治療研究は始まったばかりであり、腫瘍形成を防ぐ方法や