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2006年10月17日のブックマーク (6件)

  • いいアジャイルと悪いアジャイル

    スクラムはラグビーにおいて最も危険な段階であり、それというのも、潰れたり不適切なかみ合い方をすると、前列のプレーヤーが怪我をしたり、首の骨を折る危険すらあるからだ。—Wikipedia 私が子供の頃には、コレステロールは体に悪いものだった。これは覚えやすかった。脂肪は悪い。コレステロールは悪い。塩分は悪い。みんな悪い。しかし近頃では、コレステロールが「いい」コレステロールと「悪い」コレステロールに分かれている。私たちがこの2つをどうにかして見分けられるとでもいうように。そしてその切り替わりは奇妙なものだった。FDAが突然プレスリリースを発表して、殺鼠剤には2種類、いい殺鼠剤と悪い殺鼠剤があり、いい方はたくさん摂って悪い方は摂ってはならず、そして決して2つを混ぜたりしてはいけないのだと言ったかのようだった。 一年くらい前まで、私はいわゆる「アジャイル」プログラミングに対して、ごく一次元的な見

  • 要求工学の概要(要求工学:第1回)

    概 要 要求工学はソフトウェア開発における要求仕様化プロセスを工学的に定式化する技術として注目を集めている。今年は第12回の要求工学国際会議(International Conference on Requirements Engineering,ICRE)が日の京都で9月6日から11日まで立命館大学の衣笠キャンパスで開催される[1]。稿では、要求工学の概要と要求工学の質的な要素を明らかにするとともに、要求工学の価値について述べる。最後に要求工学の課題を紹介する。 要求工学の必要性 要求工学( Requirements Engineering)は新しい技術ではなく1970年代から議論されている。ソフトウェア危機が1960年代に認識されたときに、ソフトウェア開発プロジェクトが失敗する主要な原因が要求の欠陥にあると報告されている[2]。 開発したソフトウェアが納入され変更することなく使わ

  • NAIST 情報科学研究科 ソフトウェア工学講座 - 要求工学

  • 「要求工学」のエッセンスを吸収する

    読者の皆さんは,ソフトウエア工学(ソフトウエア・エンジニアリング)をご存じだろうか。これは,ソフトウエア開発に関する先人の知恵と研究者の研究結果,言い換えれば「ベストプラクティス」を体系的にまとめたものである。 「要求工学」注1)は,このソフトウエア工学を構成する重要な領域の1つだ。実際,ソフトウエア工学としてどんな領域があるのかを米IEEE Computer Societyがまとめた「SWEBOK」(Guide to the Software Engineering Body of Knowledge)注2)でも,序章に続く第2章で要求工学を取り上げている。 もっとも,要求工学はまだ発展途上であり,PMBOKなどのように全体がきれいに体系化されているわけではない。様々な研究者やエンジニアが日々新たな考えを示したり,良いプラクティスを紹介したりしている状態で,用語の統一もまだ不完全だ。つま

    「要求工学」のエッセンスを吸収する
  • 要求工学:Requirements Engineering(月刊ビジネスコミュニケーション)

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  • 成果物から設計書へ - 変わりつつあるソフトウェア開発の価値観 - 2

    成果物から設計書へ はじめに コンピュータがこの世に登場した頃、プログラミングという作業は設計工程が終わってから行われる作業と考えられていました。 つまり、プログラミングという作業は、設計図に従ってものを作る「モノ作りの作業工程」であると考えられていたわけです。 これを当時一般的であった建築のアナロジーに当てはめると、プログラミング(実装工程)とは「設計図を基にして実際に建物を建築する」工程になり、プログラマは「大工」ということになります。 実際に、現在でもこの考え方に従ってソフトウェア開発を行っている組織が数多くあります。 しかし、1992年にJack Reevesという人は、「ソフトウェア設計とは何か」という記事(C++ Journal)の中で、「ソースコードは設計を表現したドキュメント、つまり設計図であり、プログラミングという作業は設計工程の一部なのだ」ということを主張