ほとんどの場合、私たちは、モデル化されるビジネスエンティティが何か直観的に分かります。つまり、顧客は顧客エンティティとしてモデル化し、請求書は請求書エンティティとしてモデル化します。その後、これらの抽象的な「エンティティ」を主キー制約や外部キー制約を備えたリレーショナルテーブルに変換します。 このような直観には、もちろんきちんとした方法論が存在します。その方法論とは、リレーションの正規化という理論であり、特に、関数従属性、多値従属性、および包含従属性について論じています。正規化の理論は難しすぎて十分理解できないという読者のために、Michael Blahaが最近出した書籍『Patterns of Data Modeling』では、スキーマデザインを考える新しい切り口として、オブジェクト指向アプリケーションプログラミングのデザインパターンに似た考え方を採用しています。本書は2009年の夏に刊
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