概要 WebRTC を使った P2P ファイル共有アプリケーションを公開することは果たして著作権的に違法なのかどうかというお話です。 ※ 私は法律全般に関して素人です。本記事はそれを踏まえてお読みください。 詳細 WebRTC によってお手軽に Web ブラウザー間で P2P 通信を行えるようになりました。P2P 型のソフトウェアといえばファイル共有ソフトが代表的ですが、このファイル共有ソフトはこれまで著作権を侵害するようなファイルの交換に多く利用されてきたという歴史があります。 国内外を問わずこれまで P2P ファイル共有ソフトを作成した人に対する著作権侵害の訴訟は多く行われてきました。そこで今回はそれらの事例を踏まえながら、昨今登場した WebRTC を使った P2P ファイル共有ソフトを作って公開することは果たして違法なのかどうかを検討したいと思います。 事例 1: ナップスター事件